2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2006年をふりかえる

一言で言えば、激動の年だった。 まさか、ここに来て、関係を築き上げてきた人間から、再び離れなくてはならないとは…。 ワシ、耐えられるのか?もう昔ほど強くないというのに。 関係を築き上げてきた人間以外は全て敵と信じて疑わないワシが、また他人だら…

もはや黒歴史?久しぶりの失敗セッション

…昨日までで止めとけば、すごい感動話になったんだが。 「最後だからGMもして〜」 と、欲を出したのがそもそもの間違い。 以前に《ビーストバインドNT》で使ったシナリオをアリアンロッドにコンバートしてやるという無茶をしでかした。 結果、 グダグダ…

最終回の感想

感無量。 そう言っても差し支えないばかりか、むしろ足りないくらいの、自分のボキャブラリーのなさに絶望し、切腹したくなるくらい素晴らしいセッションだった。 ワシが人吉に旅立つ。 その前に参加したセッションが、GMも予想外の大団円を迎え、感動とと…

最終回・愚鈍な自動人形5

特別なものが欲しかったわけじゃない… あたりまえのものが欲しかっただけ… ずっと求めていた… ずっと探していた… それは……… ●夜の廃倉庫。 数人の悪魔憑きたちが一斉にその力を解放していた。 シルバとまほ子はシンジに照準を合わせ、ジョジョは中立を保った…

最終回・愚鈍な自動人形4

魔女の娘と呼ばれ、恐れられ、憎まれていた私を支えてくれたのは、父さんとあの子だった。 けれど、村に疫病が流行ったあの時…。 「魔女を殺せば疫病が治る」 そんな根も葉もない噂が広まったあの時…。 村の人みんなが私を殺そうとした、あの時…。 倉庫に隠…

最終回・愚鈍な自動人形3

僕はいらない子供だったんだ。 父さんが欲しかったのは女の子だったから。 男の子が生まれたと聞いた時、父さんは憮然とした顔で 「なんだ、男か。…私は仕事に戻る。」 そう、言ったらしい。 母さんも、そんな父さんを追いかけて仕事に没頭して、そして何年…

最終回・愚鈍な自動人形2

私が物心ついた時。 すでに母はいなかった。 父と慎ましく暮らしていたけれど、村の人は私を魔女と罵しり、冷たくした。 友達なんかいなかった。 あの子以外には…。 でも。 村に疫病が流行ったあの時に、あの子は…。 〜シナリオ本編〜 ●シンジが朝の街に消え…

最終回・愚鈍な自動人形1

〜プロローグ〜 ●シンジの自室。 外が夜の闇に満たされているにも関わらず、シンジは電気もつけずに無表情でベッドに腰掛けていた。 彼にとって最愛の人形…いや人、ミレイを失ったからだ。 混乱する思考が交錯し、さらに意識は混沌へと墜ちて行く。 思考の果…

わたしのかえるばしょ4

●合流を果たし、アイと協力して動くことになったシンジたち。 悪魔憑きである犬飼との決着をつけるべく、シンジたちは犬飼を夜の森林公園へ呼び出す。 〜クライマックス〜 ●夜、森林公園にて。 【ジョジョ】:しかし本当に来るのか? 【シンジ】:大丈夫…こ…

わたしのかえるばしょ3

●深夜の大友病院に急患が運び込まれた。 車輪付の担架に運ばれている患者の周りで医者や看護婦が手術室へ向かって走る。 患者が瀕死の重傷であったからだ。 年の頃は14、15歳の少年。 少年は混濁した意識の中、始終何事かをブツブツと呟いていた。 “俺じ…

わたしのかえるばしょ2

〜シナリオ本編〜 ●合流したシルバとジョジョは、さっそくセラフィムから現在までの情報を聞き出す。 ∴数匹の悪魔憑きの動物たちが普通の動物を率いて、3人の男の命を狙っているらしい。 ∴狙われている3人は、北城学園中等部の生徒のようである。 ∴動物の…

わたしのかえるばしょ1

時間がないっ時間がないっじ・か・ん・がな〜いっ!(《アニメじゃない》の節で) さー、今日はもう22日だー。 急いで書くぞ―!!(変なテンションで) 〜PC紹介〜 〔安野 シンジ〕14歳・男 共生生物がウォーコイトの中学生。綾〇レイそっくりのミレイ…

ヒトモドキその5

●そこには2人。 2人しかいなかった。 世界の真実を知らずに生きてきた少女と、そんな人々を守るために戦いに身を投じた少女と。 変身を解き、紅蓮の魔神から少女に戻る。 少女の体は至る所が傷つき、血が滲んでいた。 しばらくの沈黙の後、ショウコは由衣…

ヒトモドキその4

エス、エム、エルの3人と合流したショウコたちは、由衣をさらった部隊からの連絡を受け、今後の行動を模索していた。 結果。 【ショウコ】:罠かもしれないけど、行くしかないよ。 【まほ子】:(エスの前にかがんで目線を合わせる)私たちはこれから由衣さ…

ヒトモドキその3

連絡を取り合いながら、それぞれのルート(ショウコとまほ子は下水道から、義経は〈飛行〉で空から)で郊外の屋敷に向かう3人。 【まほ子】:由衣さんをさらったのは…私の依頼人かもしれません。 【ショウコ】:どういうこと? 【まほ子】:不審に思って調…

ヒトモドキその2

〜シナリオ本編〜 由衣の友達が待っているという水族館に到着したショウコたち。 従業員のおじさんが由衣と顔見知りらしく、ショウコたちも顔パスで通してくれる(まほ子だけは頑なに入場料を払ったが)。 物珍しそうに水族館を見て回る義経に、魚などの解説…

ヒトモドキその1

金曜日の夜。 《ケロロ軍曹》を見た後、夕食を済ましたワシの元に一通のメールが。 差出人はサークルメンバーの1人。 仮に〔神無さん〕としておこう(おひ) 「今日TRPGありますか?」 今日、金曜ですがΣ(´△`) とはいえ、求められればやるのがワシと…

我ら無垢なる…

最近になって、サークルの人から借りた《機神咆哮デモンべイン》をちょこちょこやっている。 面白いし、ロボット好きなワシとしては燃えるんだが。 どうもニトロプラスのゲームじゃないような気がして、ワシの中で違和感爆裂である(笑) おかしいな。 序盤…

またシナリオ書かなきゃ

たびたびセッションをしている一方、シナリオをまったくシナリオを書いてないため、そろそろストックが切れそうな勢い。 アイデアだけなら4〜5本あるとはいえ、まだシナリオと呼べるほどまとまってないのが現状。 さて、どれから手をつけようか…? 追記:…

なぜステージなのか

…やりたかったからである(笑) 前回紹介した《ブレスオブファイアV》を元にしたステージとか、かなりそのままだったりする。 ストーリーとか舞台設定が特に好き。 基本的に暗い世界で希望を捨てずに戦う、ってシチュエーションがたまらない方なんで。 今後…

ステージ:デモングラウンドその2

〈組織〉 ●「公社」:地下世界を管理し、人々が地上へ上がることを禁止している組織。 企業でもあり政府でもあるため、その権力も絶大である。 公社を組織した12人の“管理者”によって意向が決定され、実行府によって意向が実行される。 ただし管理者は実行…

ステージ:デモン・グラウンドその1

さてレポートも済んだので、予告通りにデモパラステージを紹介したい。 今回紹介するステージは、ワシの好きなゲームがモトネタである。 ぜひステージの概念の素晴らしさと、《デモンパラサイト》の表現力の高さを実感していただきたい! 〈ステージ名〉 デ…

忍び寄る影・その2

〜シナリオ本編〜 シンジの部屋でネット方面から雑誌の出所を検索するシンジたち。 真っ昼間からエロサイトを回るという、端から見れば大変怪しい光景であった。 【シンジ】:…ありました、これです。 【シルバ】:(雑誌を見ながら)ふぅむ、たしかにスゴイ…

忍び寄る影・その1

今回は日にちを前倒しでレポート。 つまりは、これ書いてるのが10日以降ということ(爆) 〜PC紹介〜 〔安野 シンジ〕14歳・男 共生生物がウォーコイトの中学生。綾〇レイそっくりのミレイ人形を連れ歩く、フィギュアマニアの、りっぱなひきこもり。前…

デモパラにステージを!

TRPGのシステムの1つ、《ダブルクロス》に“ステージ”という概念(もしくは枠組み)がある。 ゲームシステムやルールをなるたけ変更せずに、様々な世界観を遊ぼうというものだ。 さんざん《ダブルクロス》のパクリだの言われている《デモンパラサイト》…

《かみちゅ》見終わる。

ああ、やっとプレイレポート以外が書ける。 やれ、うれしや。 というわけで《かみちゅ》をつい先日、見終わる。 感想は…正直、あと8話か10話くらいは見たかった。 あの世界観にもっと浸っていたかった、というのが偽らざる本音だったりする。 最近見た中…

6月後半その2

洞窟でクルドたちを待ち受ける謎の狼。 その正体は… 【チムチム】:昔、マムマムの群れにいた〔カトー〕! 【カトー(NPC)】:その通りだ!貴様が群れに入ってから、マムマムは貴様のことばかり! 長年、マムマムと共にいたのは俺だというのに! 【チム…

6月後半その1

なんかここんとこ、プレイレポートしか書いてないような気がする。 …さぼりはイカンてことだな。 〜PC紹介〜 〔クルド〕18歳・男 ワシことhige_gunのキャラ。まっとうな道を歩もうとしているシーフ。病弱の妹〔アイリーン〕と2人暮らしで、極度のシスコ…

オオカミ砦と太陽のメダル〜モンスターメーカーRPGホリィアックスその3

●迫り来るオークたちを魔法で振り切った5人は、突き当たりの部屋に入る。 そこは書庫であった。 魔術師たちが思わず本を物色している間に、他の3人は奥の部屋を調べる。 そこは小部屋で、こちらに背を向ける形で机に座っている男が熱心に本を読んでいる。 …

オオカミ砦と太陽のメダル〜モンスターメーカーRPGホリィアックスその2

●それぞれの目的を胸に、クルアフ山地のオオカミ砦へたどり着いたラムトたち。岩影から、砦の入口を見張るオーク2匹の様子を見る。 「左方面、異常な―し!」 「右方面、異常な―し!」 そのあまりにすっとんきょうな声に。 マルスが吹き出した。 当然、オー…