わたしのかえるばしょ4

●合流を果たし、アイと協力して動くことになったシンジたち。
悪魔憑きである犬飼との決着をつけるべく、シンジたちは犬飼を夜の森林公園へ呼び出す。




〜クライマックス〜
●夜、森林公園にて。


ジョジョ】:しかし本当に来るのか?
【シンジ】:大丈夫…これが有る限りは…必ず来る(手元の携帯を見せる)
ジョジョ】:…?
【シンジ】:あの時の会話、全部これに録音してあるんだ。
【シルバ】:用意がいいな。
【シンジ】:言ったでしょう、考えがあるって。


やがて暗闇から犬飼が数人の男を引き連れてやってくる。
対峙するシンジ・アイたちと犬飼たち。


【犬飼(NPC)】:いつもビクビクしていた安野くんが、ずいぶんと勇ましいじゃないか?…ビックリしたよ、前に君が苛められていた時は、そんな度胸なかったのに。
【シンジ】:…いつまでもやられっぱなしにはならないよ…!
【犬飼】:言うじゃないか!仕方ない、“セラフィムの悪魔憑き、ヴィシャスと相討ち”という筋書きで消えてもらおうかな!!


両者、一斉に悪魔化し、戦闘に突入。


【犬飼】:めざわりなんだよ、おまえらゴミどもがさ!僕のように優秀な人間に狩られるのは当然だろう!?
【シルバ】:エリートみたいな口振りだな?
【犬飼】:そうさ!僕はエリートだ!
【シルバ】:そうか、オレはエリートが嫌いでな。容赦せんぞ。
【犬飼】:凡人が!?


アイも戦闘に加わり、一進一退の攻防を続けるシンジたち。
犬飼は油断しているのか、本気をださない。
その隙を逃さずに次々と配下のカルトロップを打ち倒していくシンジたち。
あとはカルトロップ1体と犬飼を残すのみ、となったそのとき…。


【犬飼】:エ、エリートのこの僕を…調子にのるなーー!!!


追い詰められ、逆上した犬飼は剛腕から繰り出される強烈な一撃を一瞬で3発たたき込む。
その強力な攻撃をいつまでも躱せるはずもなく。
ここにきてついに、シンジが暴走してまで守ってきた人形のミレイが、破壊された。
その後も続いた厳しい戦局を乗り越え、シンジたちは息も絶え絶えに勝利する。
犬飼たちを〈魔種吸引〉した結果、犬飼が後遺症により、日光で火傷するようになった。
苦しみ悶える犬飼の姿を見て、一緒に来ていた動物たちはあるていど溜飲を下げることとなった。




〜エンディング〜
●事件解決後しばらくして、哀の意識は回復した。
あるていどの回復を待って、アイ…メグは犬飼たちを呼び、哀に謝罪させた。
哀が彼らをどうしたのか、それはシンジたちも知らない。
悪魔憑きのことを話すわけにはいかないし、なにより立ち入ってはいけないような気がしたからだ。




(次回に続く)




〜ワシの感想〜
このシナリオ、この間の気合屋でやったものであります。
あの時は時間の都合でエンディングまで演出できませんでしたが、今回はなんとか演出できてよかったです。
やはりこういうシナリオでは、エンディングまできっちりやんないと、後味悪いですからね。
ワシもNPCやPCのその後が気になって、たまらなくなってしまいますし(笑)