《星空キセキ》激辛10倍レビュー


 30分という短い時間の中に、とても多くの突っ込みどころを有する怪作です。
 見ないほうがよろしい。


【つっこみ・冒頭編】

●寝ている主人公が寝言を言いつつ、 何者かに語りかけられているシーン●

 寝言が寒いし、演技も寒い。
 あまりの寒さとわざとらしさにじんましんがががが。


●暗転→トラックから海を見る旅行中の主人公→旅行前の回想●

 なにゆえ、こんなけったいシーン配置にするのか謎。
 普通に回想→暗転→旅行中で良かったのでは?


 ●「隕石が落ちてくる! 絶対に落ちてくる!」→「なんで分かるの?」→「なんとなく絶対!!」●

 すばらしく根拠レス。
 どうやら主人公は変わり者設定のようだが、こんなセリフを吐くようでは、さもありなん。


●誘っても来ない友人にブチギレ→暗転→謎の少年と組織登場シーン→暗転→乗せてもらったトラックから降りる主人公。たまたま謎の少年と組織とすれ違い、ときめく→暗転→旅行前に友人と会話する回想●

 落ち着け。
 いいから落ち着いて、シーンを構成する仕事に戻るんだ。
 《バッカーノ!》ですら、こんなに転換を連発してなかったぞ。


●日常的でテンポが悪く、内容の無い会話→一夏の恋をしたい!と叫ぶ主人公→タイトル●

 いままでがアバン……だと……!?


●タイトル→主人公の旅行過程を背景に、スタッフロール●

 なぜスイカ畑に忍び込んで、珍しげに見てるんだよ(笑)
 しかも、すごい細い岩肌道を歩いてる描写があるし、どんな秘境に行こうというのか。


●主人公:「夜の山で1人は怖すぎる!」→主人公の腕のアクセサリーが光る。→蛍と共に戯れていると謎の少年と再会、組織も出てきて「ここ立ち入り禁止区域だから」と主人公を追い出す●

 説明セリフ乙。
 そのセリフ、何にも作品に貢献してませんから。
 馬鹿みたいに踊ってるのは、まだいいけど。
 立ち入り禁止区域なら、フェンスでも立てろよ組織。
 そんな予算もないんか。




 なあ、信じられるか?
 これでまだ……開始10分程度の内容なんだぜ……。





 この作業が面白くなったので続く☆

前回の補足というか呟き


 しかし、まー……ありえないほど民主党にたいしての危機感がないな、小林氏。
 まだネットによる情報収集をしていないのだろうか。
 民主党に都合の悪い情報はずいぶんと封鎖されて、ほとんど報道されないっていうのに。
 情報収集技能0Lvのワシですら、薄ーくは知ってるんだが。
 いつか自分の間違いに気付いた時、真摯に謝罪できんのかな?
 それともいつものように「わしは間違える天才じゃい!」とでも言うつもり?
 間違えちゃいけないことだって世の中にゃあるし、人間が誤謬性ある生き物だからって、間違い自体が許されるわけでもないのに……。

本家ゴーマニズム宣言を読んで感じた不安


 昨日、久しぶりにゴー宣を立ち読みした。
 パチンコ問題以来、買うほどの魅力は感じなくなったが、作者の思想がどういった変化を遂げて(悪い方向にエスカレートして)いくのかは興味がある。
 で、今回は昭和天皇論の反響や女系男系論を繰り広げていたのだが、 あまりの恐ろしさに鳥肌が立ってしまった。
 「天皇問題の前に民主党批判はしないのか」「天皇問題にはまだ時間がある、先に民主党政権を打倒すべきだ」などの主張に対し、小林氏は「そんなことより天皇問題が優先だ」と主張する。
 小林氏のこの主張を目にした時、ワシは「ああ、小林氏は愛国ではなかった(なくなった)のだな」と深い落胆とともに、主張の恐ろしさに身震いが止まらなかった。


 日本を崩壊させようと、次々に活動しているのが民主党だ。
 政権発足1年足らずで多くの改悪や悪政をおこなってきた経緯をもし知っているのなら、どちらを優先するべきかは明らかであろうに!
 民主党をこのままにしておけば、日本は日本人のものではなくなり、粗暴な外国人の横暴を許してしまうだろう。
 そうなれば天皇陛下にも安全な場所はなくなる。
 他国で粗暴な行いをする者が、天皇陛下にだけは敬意を表するなど、ありえないからだ。
 必ず略奪や蹂躙の対象にしてくる。
 陛下に敬意を表する国民に囲まれているからこそ、天皇陛下は安全と言える。
 日本に不利益をもたらし、崩壊させようとする民主党を打倒しないということは、天皇を間接的に殺そうとする逆賊的行為。
 少なくとも愛国を唱える者のすることではない。
 時間的にいっても、民主党打倒のほうが差し迫った問題だ。
 詳しい健康状態は調べようがないから分からないが、今上陛下があと1、2年で崩御されることはあるまい。
 だが、民主党を1、2年放置すれば、日本は崩壊しているか、崩壊寸前の取り返しのつかない状態に追い込まれるだろう。




 ゴーマンかましてよかですか




 本当に日本を、天皇陛下を愛しているのなら、まずは民主党打倒である!
 逆賊をほったらかして、お世継ぎのことを考えるなんていう馬鹿げた行為をしてはならない!!

回復してきました


 今月の10日頃、ようやく楽しむ能力が回復しました。
 周りの痛い視線にも負けず、せっせと自分の欲望を満たしていたおかげでしょうか?
 久しく感じていなかった、自分の内側から力が溢れてくる感覚。
 晴れた空や行き交う人々を見て、楽しむ心の余裕。
 そうした、健康的な人間の感じる感情を、3年以上かけてようやく取り戻すことができました。

 今までは何をやっても気が沈みがちでしたが、今はとても晴れやかです。
 やはり、人吉で失ったものはとても大きかった。
 鬱状態はこれほど人の人生に悪影響を与えるものだと、改めて思い知りました。

 復活もできたところで、創作活動も軌道に乗る!……だったら良かったんですが。
 そう簡単にはいかないようです。
 精神状態が良くなったからって、文章が上手くなるわけじゃないですもんね、当然ですね(笑)

 いや、しかし気分がいいです。
 こういう下らない駄文を書く気になるくらいには、気分がいい。
 どうか、この回復が一時的なものではありませんように(_人 _)

/masa晴読雨読16


【今回のお題】
 伊東岳彦『覇王体系リューナイト




【あらすじ】
 亡き師の遺言に従い、意思あるロボット“リュー”と共に、武者修行の旅を続ける騎士見習いアデュー。
 旅先での出会いと試練を通じ、未熟だったアデューは立派な騎士へと成長していく。
 やがて師を殺した世界の敵“邪竜族”の目的を知ったアデューは、世界の存亡をかけた戦いに挑むことになる。




【レビュー】
 絵は良く言えば勢いがあり、悪く言えば荒いです。
 話は騎士の成長物語であり、王道ど真ん中。
 これだけならありきたりなファンタジーですが、そこにロボットの要素を加えることで、程よいアクセントになっています。
 また、ストーリーが分かりやすいので、頭を使うことなくテンポ良く読め、作品の勢いや熱血要素を十二分に楽しむことができます。
 これも、作者の細やかな心配りのおかげといえるでしょう。
 意図的に情報量を抑えるのは、プロでも簡単にできることではないでしょうから。
 ゲームに近い世界観のわりに生活感や血なまぐさい面があるため、イメージ的にはドラクエやFFではなく、ウィザードリィが一番近いといえます。
 そうしたリアリティーがでているのは、作者がTRPGユーザーでもあることが関係しているのかもしれませんね。

/masa晴読雨読15


【今回のお題】
 柳田真阪樹著『D&Dリプレイ 若獅子の戦賦』シリーズ




【あらすじ】
 父の凶行により地に落ちた家名を復興するべく、騎士を目指す戦士(実は女の子の)リューマ。
 リューマは従者ガンボルト、竜族の姫ノトス、長き時を生きる密偵スリンガーと共に、父の凶行に関する謎を追いかけていく。




【レビュー】
 冗談や妄言を交えつつ進行していく様子は、実際のプレイ風景に近く、今まで読んできた中では一番の理想形だと思います。
 謎が謎を呼びながらも全体像が明らかになっていく構造は、読み物としても楽しく、合間合間に挟まれる小説風のト書きが物語を盛り上げてくれます。
 戦闘も丁寧に編集・描写されていて、戦術や特技の使い方は大変参考になるでしょう。
 膨大なデータ量を誇るシステムゆえに専門用語も多いのですが、見開き左に注釈が設けられているのですぐに参照できて便利なことこの上なし。
 また、ロール(役割演技)がとてもいい。
 風呂に入る、訓練をするなどの日常的なイベントに反応していくうちに、PCの性格が確立または表現されていくところは、NPC操るGMとの連携もあって、お見事と言わざるを得ません。


 正統派の騎士道物語と、個性の強いPLとGMとのやりとり、システムをフルに生かしたプレイングが見所の、D&D3rdリプレイ。
 D&Dファンにはもちろん、TRPG初心者への教材としてもうってつけのシリーズといえましょう。

/masa晴読雨読 その14


【今回のお題】
 西上柾著『真・女神転生3‐NOCTURNE TRPGリプレイ 再会』




【あらすじ】
 ガイア教団が起こした“東京受胎”によって、世界は滅びた。
 東京はボルテクス界と呼ばれる閉鎖空間となり、悪魔たちが跋扈する世界へと変貌する。
 東京受胎を生き延びたPCたちは、再会を約束した少女を探すうち、新世界を創造しようとする勢力の争いに巻き込まれていく……。




【レビュー】
 同名のゲームを原作としたTRPGのリプレイ。
 この作品の一番の特色が、戦闘の多さです。
 1冊のリプレイ中、25回もの戦闘が行われているのは、おそらくこれだけでしょう。
 さすがにザコは2〜3行でまとめてますが、ボス戦では細やかに書かれていて、臨場感たっぷりです。
 ガチなPCたちとGMによる真剣勝負は戦況が二転三転し、時にはPCが死を覚悟する(そして実際に死ぬ)場面も少なくありません。
 単純な数字のやりとりに留まらない、ドラマチックなバトルが存分に楽しめます。


 戦闘にスペースをとられた分、ストーリーはやや駆け足です。
 とはいえ、押さえるところは押さえられており、及第点はとれていると思います。
 少女を探して崩壊後の世界を廻る形式は、ホロコーストものを彷彿とさせるものがあり、その手の映画が好きな人ならいっそう楽しめるでしょう。


 戦闘大好きな人は、迷わずゲットしましょう。
 なあなあではないガチバトルが好きなら、特に。