TRPGの衣食住


 今回はTRPGの衣食住について、思うところを述べようかと思います。


 服にせよ、食事にせよ、住居にせよ、TRPGではそれほど重要な意味をもって運用されることは、ほぼありません。
 空腹ルールや防寒ルールなど、よほどルールが細かくなければ。
 TRPGに限らず、ゲームではルール上、キャラクターにに影響しない部分については軽視される傾向があります。
 食事はまだ《デモンパラサイト》《異界戦記カオスフレア》《迷宮キングダム》で重要な要素となっていますが、服や住居に関しては、ほとんどのシステムでフレーバー以外の意味を為していない……はずです。


 それも当然のことで、ゲームというのは無限の要素がある現実から、必要な部分だけを処理できるだけ抽出して形成されるものだからです。
 ということは、これまでのゲームにおいて(ワシが確認した限りでは)、服や住居が重要な要素として扱われたことはないのかもしれません。
 たいていのゲームでは、服や住居を考えなくても、今までセッション運営に問題はなかったのですから、これからもたぶん考えなくていいかと思います。
 それでも要素として使ってみたい!
 そう思うのであれば、そうしたルールを自作する必要が出てきます。
 服は元々皮膚を守り、寒さを遮断するもの……ならば、防寒ルールが必要です。
 もしくは、おしゃれとしての服を考えるなら、容姿や第一印象ルールが必要でしょう。
 住居として一般的なのは、アイテムの収納ルール、宿泊ルールに加算される修正くらいでしょうか。
 確認していないので詳細は不明ですが、《りゅうたま》には野宿ルールがあるらしいです。


 では、衣食住をルールの全面に押し出したシステムは考えられないか?
 そこで浮かぶのは、サバイバルもののシステムです。
 たとえばアニメ《マグニチュード8.0》や漫画《エデンの檻》のような、災害や事故に巻き込まれたPCたちが、生き残るために衣食住を確立していく、みたいな。
 ……うん?
 どこかで見たような設定で……って、ああ!
 まさか《迷宮デイズ》にそうしたルールがあるのでは!?
 くっ、しょせん素人の愚考!
 すでにそうしたルールは実装されていたわけですか!


 ※そうしたルールが搭載されているかは確認してません。