実践・脚本術(追跡編)


 R&Rvol.44掲載の記事の紹介。
 今回の記事では、今までのダンジョンシナリオではなく、シティーアドベンチャーについて語られている。
 シティーアドベンチャーでは、ダンジョンのようにPCの行き先や行動をGM側から制限することは難しい。
 ゆえに、たいていのGMにとっては難しいシナリオタイプとされている。
 しかし、『実践・脚本術』では情報を得られる場所やイベント、イベントが起きるタイミングや順番もフローチャート化されており、今まで同様、一撃でシナリオの全体像を把握できるものになっている。
 どの場所でどの情報が手に入り、その情報や行動が事件にどう繋がるかも、このフローチャートを埋めていくだけでスッキリとまとまる。
 フローチャート化の利点は、シナリオの全体像やイベント同士の関連性を図にすることで理解を助け、アドリブやハプニングが起きても混乱しなくなることだ。


 まさにGMのみならず、TRPGゲーマー必見のテクニック&メカニズムといえよう。
 ぜひとも、業界やユーザーに行き渡らせたい概念である。