TRPG上級者って、他の人の成長の手助けができる人じゃないの?

前回に続いて、TRPGに関する持論…というか愚考を書きます。
いや、《マイメリ》がなかなか進まなくて…(爆)




今回のテーマはタイトルの通りです。


たまに上級者の定義うんぬんで論議がなされている時がありますが、けっきょく上級者って他の人の成長を手助けできる人を指すと思うんです。


多くのTRPGユーザーは、もっとユーザーを増やしていろんな人と遊びたいと思っているわけですよね。
…そうですよね?
そういうことにして話を進めますよ?(笑)


それで、初心者に一回参加してもらう。
それは今でもなんとかなると思うんですが、問題はその後の『TRPGをもっと楽しむべく、技術の向上や研究して上達を目指す』人を増やしたり、手助けできる人や環境が少ないことだと思うんです。
継続して遊ぶ人がいないと、ブームが過ぎると廃れちゃうから、わりと重大な問題のはずなのに、みんなアプローチしようとしてないように見えます。
個人的に残念です。




それはさておき、継続して遊ぶ人を増やすためには、それを手助けする人がどうしても必要になります。
この時、手助けする人に求められるのは2つの役目です。


1つは、プレイの目標となること。
人が上達を目指すきっかけって、その趣味なりなんなりにのめり込むのもありますが、『私もこうなりたい』と思うだけの素晴らしいプレイングやマスタリングに出会う事も大きな原因と考えてます。
例にもなりませんが、ワシもそんな1人です。
たいてい、初心者や初級者よりは上手いのでしょうが、憧れの対象になるほど上手いプレイング(マスタリング)は本当に高い技術を持っている必要があります。
人によっては難しく思われるでしょうが、ここは自分の上達にもなると思って励んでみてほしいところです。


もう1つは、上達しようとする人の先生になること。
ただし、手取り足取り教えるのではなく、質問に答えたり、軽く助言する程度にとどめます。
なぜかといえば、上達は本人がするものなのだからです。
本人が助言などを元に考え、実践し、学習していかないと上達はしません。




以上の2つができて、なおかつ実践しようとする意思のある人をこそ、上級者と呼ぶべきだと考えます。


実際のセッションでも、上級者はあまりでしゃばらず、技術や経験の浅い人たちを見守る“大人”の立ち位置をとるべきでしょう(PCが大人である必要はありません、念のため)。
そうすることで、上級者以外の人たちが経験を積む環境を作ることができます。
とにかく実践をさせて、経験を積ませることを重視してください。
そして最低限の助言やフォロー、ロールプレイで技術の高さを見せ、彼ら(彼女ら)の羨望を集められれば完璧です。




そうした上級者が増えることで継続的なユーザーが増え、よりよいTRPGの環境を形作ることができる、というのがワシの持論です。


…あくまで自分たちが遊べればいい、という人には関係のない話ですが。


けれど、ワシは自分の好きなものの環境を良くしたいと思うので、これからも持論を実践していこうと思います(笑)