《レレレ》リプレイ 『グラフィティ〜黄昏色のポートレート』第20幕


【飛鈴】:モデルは、出撃前の兵士。手当てもそこそこに、避難所から出ようとしてるとこ。身体のいたるところに巻き付けられた包帯や兵士の表情が、戦いの長さと人々の疲れを物語る。タイトルは『ありふれた日常』。

【GM/監督】:得点は、70点!

【飛鈴】:うーん、戦争ものはありきたりだったかもね。

【GM/監督】:4人目はヌレーネ。

【リチャード】:やはりピカットの写真か?

【ヌレーネ】:や、それはさすがに……(笑)

【ポルッカ】:別にいいんじゃない? 『わたしの愛する人』みたいなタイトルで(笑)

【ヌレーネ】:モデルは、住んでる街の普通のカップル。2人とも向かい合って、温かい笑顔なの。タイトルは『愛ある風景』。

【GM/監督】:ヌレーネは、74点!

【一同】:……お?

【ヌレーネ】:約束は果たしたわ!(一同笑)

【GM/監督】:さて、最後のトリはピカット!

【ピカット】:ふむ、実は写真を堤出していないのだ。

【一同】:ええ!?

【GM/監督】:でも、セットは作ったよね?

【ピカット】:俺“自身”は提出してないさ。モデルは……あのときの親子だ!

【一同】:なるほど!

【ピカット】:あのとき先輩に渡した封筒には、この写真が入っていた。おそらく先輩か、その写真を見た誰かが、ピカット名義で賞に出したのだ! さらに、タイトルは『黄昏色のポートレイト』!

【一同】:うおおおおっ!!

【ヌレーネ】:自ら伏線を張ったうえに、映画のタイトルまで使うなんて! ……やられたわ!

【GM/監督】:結果も、その手腕に相応しいものだよ。……ピカット100点!

【一同】:(感嘆した様子で)おめでとう!

【ピカット】:ありがとう(笑) 結果が伴ってよかった。これでコケたら、目も当てられんからな(笑)

【GM/監督】:さて……。若きカメラマンの誕生で、賞は閉幕。きみたち5人は一堂に介し、またそれぞれの道を歩みだす。それぞれの後日談を背景にエンディングが流れ、物語は終わる。……みんな、お疲れ様! いい仕事ができたよ!

【一同】:お疲れ様でしたー!