《レレレ》リプレイ 『グラフィティ〜黄昏色のポートレート』第9幕


【ピカット】:僕はやっぱり部活動かな。今日はみんなで、カメラ屋に来てるよ。どんなカメラがあるのか知っておくのも、いい写真を撮る要素だからね。

【GM/監督】:ちょうど見物や買い物も終わった頃から始めようか。

【GM/部員】:「いい見学と買い物が出来ましたよ。先輩はなにか買ったんすか?」

【ピカット】:「いや。フィルムもレンズも充分あるからね」
 そういって、首にかけた自分のカメラを見るよ。

【GM/部員】:「そういえば、先輩ってかなり型の古いの使ってますよね? 新しいのに変えたりしないんすか?」

【ピカット】:「僕にはあまり新しいのは分からないし……。それに、ずっとこのカメラを使って、馴染んでいるからね」

【GM/部員】:「10年20年物なんてのじゃないっすよね。もしかして……」

【ピカット】:「うん、これはおじいちゃんの形見なんだ」

【飛鈴】:形見の品来たー!

【ヌレーネ】:キター!(笑)

【ピカット】:リアクションがおかしいぞ(笑)
「きれいな写真を撮るなら新しくしたほうがいいんだけど……。僕の撮りたい写真は、これでないと撮れないような気がするんだ」

【GM/監督】:部員たちは、それぞれに感心したり、納得したりしているようだね。

【ピカット】:このシーンは以上だ。ところで監督、次もまた順番にシーンを回すのか?

【GM/監督】:ああ、そのつもりさ。だから、続けてピカットでいいよ。誰か他にやりたいことがあるなら、そっちにシーンを回してもいい。

【ピカット】:そうか、なら俺……僕は飛鈴のところに行こうと思うわけだが。

【GM/監督】:唐突だね。また、どうして?

【ピカット】:ここはやはり、人物の間に繋がりがあったほうがいいように思うのだ。そこで、飛鈴がこの専門学校の先輩かOBだということにしたいんだが。

【GM/監督】:それは飛鈴自身に訊いてみないとね。どうだい?

【飛鈴】:構わないよ。

【GM/監督】:なら、繋がりはOK。あとはピカットが戦場に向かう動機だ。

【ピカット】:ピカットは前々から、真に迫るような、見る人の心を揺さぶるような写真を撮りたいと思ってきたのだよ。