デモパラ『その手』シリーズ第7話 本編18


【GM】:あ、そうか。

【一同】:?

【GM】:いやいや、それ可能かもしれません。

【シンジ】:え?

ジョジョ】:おいおい、相手は〈透明化〉で対象に……。

【シルバ】:ふむ? ……なるほどな(ニヤリ)

【シンジ】:(ルールブックを読んで)つまり〈透明化〉は攻撃の瞬間に解けるってことですか?

【GM】:ええ。今回は、特別に待機行動がとれるものとします。

【まほ子】:待機行動?

【GM】:待機の後、「〇〇の状況になったら××する」と宣言することで、〇〇の状況になった後で××という行動ができる、というものです。他のゲームの待機ルールと似たようなものですが。

【まほ子】:なるほど。

【GM】:ただし、待機行動を宣言した場合、待機行動を解除しない限り、防御や回避を含めたあらゆる行動ができません。そこは気をつけてください。さらに、攻撃を受けたり状態異常になっても、待機行動は解除されるので注意を。

【シンジ】:前に手に入れたした〈麻痺黄電〉の魔結晶が役に立つかもしれませんね。

ジョジョ】:1ターン行動不能か、今回のような状況のためにあるようなもんだな。

【GM】:それらも前提にしてシナリオ組みましたからね。

【シルバ】:ならば、今後は交代でホニャララを隠れて護衛かの。ジョジョかシンジには〈麻痺黄電〉を持たして、交代で見張るぞ。

【まほ子】:最悪、オーディション会場で衆人監視の中、戦闘になりますね。

【シルバ】:背に腹は変えられんだろう。その時には、潔く表に出なくなればいい。

【シンジ】:それなら、オーディションの主催とコネがあるセラフィムの人に協力してもらうとか。もしくは、悪魔憑きじゃないセラフィムの人に、警備員として入り込んでもらえばいいんじゃないかな?

【まほ子】:あ、それはいいですね。

【シルバ】:それくらいの人員はいるだろう、GM?

【GM】:セラフィムですよね? さすがにいますよ。

【シルバ】:なら、手配しておく。

【GM】:了解です。