デモパラ『その手』シリーズ第7話 本編5


【シルバ】:念入りなことだ。しかし、おれの目は誤魔化せんようだな。

【シンジ】:いったい、シルバさんって何者なんだろ……。

【シルバ】:決めとらん(笑)

【一同】:(爆笑)

【まほ子】:でも、こんなところに細工をするなんて、手が込んでますね。

ジョジョ】:こりゃ、1人2人の仕業じゃねえな。

【シルバ】:開閉はどうなってる?

【GM】:ドア自体重いつくりですが、開きます。重いといっても、成人男子ならなんとか開けられる程度ですが。

【シルバ】:ふむ。

【GM】:中に入ると、ところどころに傷が入った、実験場か研究室のような空間に出くわします。電気は止まっていて、暗いです。

【シルバ】:しまったな、懐中電灯の類を持ってきてないのう。

【シンジ】:自費で買いましたよ。

【シルバ】:買ったのか?

【シンジ】:山の中入るんですから、それなりの装備や準備は必要ですし。それくらい常識で分かるでしょう?

【シルバ】:おれの予想では、ここにいる犯人が明かりをつけてるものと踏んでたがな(笑)

【GM】:それは期待しすぎというものですぞ(笑)

【シンジ】:というわけで、懐中電灯つけますよ。

【GM】:はい、中の様子も分かりますね。進んでいくと、途中途中で大小さまざまな部屋があることに気付きます。

ジョジョ】:入口から覗けるなら、覗くぜ?

【GM】:大きい部屋では檻がたくさんあります。小さい部屋には書類や資料、中くらいの部屋にはオフィス風の部屋があります。その奥にはモニター室と闘技場のようなスペースが広がっています。

【まほ子】:檻とは、どんなものでしょう? 犬や猫用ですか? それとも、猛獣用の檻なんでしょうか?

【GM】:猛獣用です。しかも、ただの猛獣ではなく、明らかに悪魔憑き用に作られていますね。あなたがたが力を入れても、ちょっとやそっとでは動きません。

ジョジョ】:さしずめ、ここは悪魔憑きの実験場ってところか?

【まほ子】:そこに研究室も兼ねた形なんでしょう。

【シンジ】:じゃあ、小さい部屋の資料って?

【GM】:〈探索〉か〈情報技術〉で11以上出れば、ざっと内容や傾向が分かる感じで。

【シンジ】:(コロコロ)知力ならファンブル以外成功だから、OK。