デモパラ『その手』シリーズ第7話 オープニング3


【GM】:セラフィム事務所です。まほ子も呼ばれたんで、登場してください。連絡した全員が集まったのを確認した高坂は、だしぬけにこう言ってきますよ。

【GM/高坂】:「今回は、人々を襲う謎の存在についてです」

【シルバ】:「それなら、先ほど遭遇してきたが。声はすれど、姿は見えなかったな」

【GM/桐生】:「はい、それが今回の事件の特徴です。その特異性から、悪魔事件と判断できるかと」
 と桐生が説明。

ジョジョ】:「大型の獣が吠えるような声を聞いたが……」

【GM/高坂】:「そう、他のメンバーの証言でも同じ指摘がありました。断定はできませんが、犯人は変異獣である可能性が高いですね」

【まほ子】:「変異獣、ですか?」

【シルバ】:シンジ、何か思いあたる節はないか?

【シンジ】:エネミー識別していいですか?

【GM】:構いませんよ。

【シンジ】:(コロコロ)4とか出たけど……15で分かりますか?

【GM】:分かりますね、3レベルエネミーですから。

【まほ子】:透明化する特殊能力なんて、持ってましたっけ?

【GM】:肉弾防御上げて、射撃扱いの突進かまして、ターン終了時にエナジー回復して、肉弾でダメージ与えた敵に毒を付与するくらいです。

ジョジョ】:〈重装甲〉〈刺突撃〉〈肉体再生能力〉〈毒液保持〉か。

【まほ子】:厄介ですが、常時透明化するような能力はないですね。突然変異か人工的に強化されたとみるべきです。

【シルバ】:人工的のう。おなじみの大友製薬か、もしくは軍事企業のアレスか……。

【GM】:推測中のようですが、情報はまだあります。被害者は今のところ3人。いずれも意識不明の重体で、集中治療室行きになってます。その体には、爪で引き裂かれたような痕があるようです。

【シンジ】:となると、犯人は変異獣? うーん……。

【GM】:犯人の目処は、まだたっていません。現場の目撃者の証言では、「突然、被害者が血まみれになって倒れた」「猛獣のうなり声のようなものが聞こえた」など、シンジたちが見てきたのと同じ内容です。

【シルバ】:肝心なことを聞いていなかったな。報酬は?

【GM】:みなさんのレベルは4でしたよね。1人当たり20000円です。

【シルバ】:セラフィムにしては奮発したほうだの。