デモパラ『その手』シリーズ第7話 オープニング2


【GM】:DJが、ハキハキとしていながらも落ち着きのある独特な口調で、観客を魅了しています。

【GM/明美】:「いい声だねー。シンちゃん、いつも聴いてたの?」

【シンジ】:「まあね。選曲良かったから」

【GM】:そうしてDJの語りを聞きながら談笑していると……。突然、スタジオのガラスが割れます。

ジョジョ】:なんだと?

【GM】:ガラスが割れたと思う暇こそあれ、今まで軽快に喋っていたDJがいきなり後方にぶっ飛び、壁に叩きつけられます。その後で、思い出したように胴体から血が吹き出し、周りは大パニック。

【シンジ】:うわあああああああ! い、いったいどうなって!?

ジョジョ】:ちいっ、これも悪魔憑きの仕業か!

【GM】:騒然となっているスタジオ前。錯乱した人々の喧騒の中にありながら、シンジたちの卓越した感覚が猛獣の吠えるような声をとらえました。

【シルバ】:猛獣だと?

【GM】:あえて近いものを挙げるなら、ライオンや虎ですね。咆哮とともに、DJを襲ったナニモノかは郊外へと消えていきました。

【GM/明美】:「ひ、人が……あんなに血が出て……死んでるの?」

【GM】:あまりのショッキングな出来事に、明美は軽く錯乱状態です。

【シンジ】:お、落ち着かせるよ。
明美、DJの人は大丈夫だよ。襲ったやつも逃げたみたいだし、今のうちに豚常に帰ろう」

【GM/明美】:シンジにそう言われたら、少し落ち着いたようですね。
「う、うん。そうだよね、お父さんやお母さんにも、気を付けるように言わないと……」

【シルバ】:ふむ。警察呼んだら、戻るか。

【GM】:豚常まで戻ると、セラフィムの高坂から連絡が入ります。悪魔事件発生とのことです。

ジョジョ】:だいたいの検討はつくけどな。今回のことだろう?

【GM】:ぶっちゃければ、そうです。

【シンジ】:おじさんおばさんに注意を促して、明美を宥めてるよ。
「拒否権は……潰されてるんだよね」

【シルバ】:「セラフィムからのがそれだとするなら、な。街の安全自体が危うかろうよ」

【シンジ】:「……やっぱり、そうなるんだ」

ジョジョ】:「今回は諦めな、まず間違いないぜ」

【シルバ】:「予想もできたなら、いくぞ」