デモパラ『その手』シリーズ第7話 オープニング1


【GM】:さて、ある日の繁華街のこと。放送局の入ったビルの1階にあるスタジオで、ラジオ番組の公開録音があっていました。……誰か登場します?

【シンジ】:これってGMシーン?

【GM】:誰も登場しなければ、そうなります。

【まほ子】:わたしは学校が忙しいので、今回は遠慮いたします。

【シンジ】:夕方、とかでもいいのかな?

【GM】:それはもちろん。平日か休日かはそちらで自由に決めてください。まあ、ここは土曜くらいで。

【シルバ】:「ラジオの公開録音? 珍しいものをやっているな。少し見ていくとしようか、シンジ、看板娘」(一同爆笑)

【シンジ】:勝手につれ回さないでよ!?

【シルバ】:そこはほれ、シンジが明美の買い物かなにかに誘われてだな。いろいろあって、なし崩し的におれたちも付き合ってるわけだ(笑)

ジョジョ】:シルバは明美を看板娘と呼ぶのか(笑)

【シルバ】:名字では味気無いし、名前で呼ぶのも、キャラに合わん。看板娘、はらしい呼び方だろうに。

【GM】:たしかに。

【シンジ】:ここのところ、あっちこっち引っ張り廻されて、全然人形作りが進まないよ……。部屋には部屋でエレナもいるし……。

【GM】:そういえば。そんなシンジは最近、変な夢を見るようになりましてね。

【シンジ】:夢?

【GM】:(このリプレイ冒頭の文を読み上げる)……とまあ、こんな感じの夢を見るわけです。

【シンジ】:うわ……それ、むちゃくちゃ寝覚め悪いですよ。たぶん、今も嫌な気分になってると思う……。

【GM】:いつもは甲斐甲斐しくしてくれるエレナも、近頃は気まずそうに目を逸らしてますしね。

【シルバ】:それを見かねた明美やおれたちが、元気づけようと外に連れ出した。……見てみろ! 辻褄が合うではないか!

【GM】:ほんまや!!(爆笑)

【シンジ】:わかりましたよ。付き合えばいいんでしょ、付き合えば。

【シルバ】:素直じゃないのう。

ジョジョ】:で? その公開録音てやつは、どんな感じなんだ?

【GM】:シンジが学校行ってない時に、よく聴いてた番組のようですね。趣味のいい音楽に定評があり、いつも人形作りのBGMにしてました。

【シンジ】:僕はそんなの聴いてたのか(笑)