デモパラ『その手』シリーズ第5話 本編7
【シンジ】:大友市内で、お嬢様学校といったら……。
【シルバ】:清涼学園だろうの。
印刷所で言葉巧みに聞き出した結果、持ち込んでくるのは赤辺 聡ということがわかった。
あとは、シルバがコネを駆使し、自宅の住所等を調べあげていく。
情報の出揃ったシンジたちは、ついに行動を開始する。
【ジョジョ】:1、ミッドナイトファイト目当てで囮捜査。2、清涼学園前で待ち伏せ。3、自宅から尾行して犯行前に叩きのめす。行動オプションは、ざっと3つほどあるな。
【シンジ】:どれでいきます?
【シルバ】:そーさの……。
その時、不意に会場のドアが開いた。
現れたのは、サークルメンバーの1人、PL5。
【PL5】:どーも、遊びに来ました〜。……あれ、〈デモンパラサイト〉やってるんですか?
【GM】:なんなら、今からやります? ちょうど作戦会議中でしたし。
【PL5】:いいんですか? 『マリやが』キャンペーン用のキャラしかありませんけど。
【GM】:いや、このシナリオなら問題ないですよ。出番は少し後になりますが。
【PL5】:なら、埋まってないデータをこれから作りますよ。
【GM】:では、このへんで休憩いれるんで、話し合うなりデータ見るなり自由にどうぞ。
話し合いの結果……。
【GM】:時刻は深夜0時過ぎ、あるマンションの3階部分から、いくつかの人型の影が飛び出しました。それらは、そのまま家の屋根やビルの屋上づたいに走っていきます。
【シンジ】:出ました!
【シルバ】:エンジンをかける。なるたけ並走する。
【GM】:シンジたちは車であるにも関わらず、影たちのほうが先を行っています。最短距離をひた走る影たちが向かう先は、高級住宅街。
【ジョジョ】:清涼学園に間違いないようだな。
【GM】:時間にして10分ほど差をつけ、影たちは難なく清涼学園に潜入。彼らの狙いからして、学生寮だと思われます。
【シルバ】:ちい、ファランクスのスピードを甘く見ておったわ……!
【GM】:遅れて到着するシンジたち。そこで見たものは、悲鳴や閃光、そして爆音!
【一同】:はい?
【GM/??】:「破廉恥な輩め、己の軽率さと下品さを恨め!」ズバシュッ!
【シンジ】:(PLに)すごく覚えのあるセリフが(笑)