デモパラ『その手』シリーズ第3話 クライマックス2


【柏木】:こちらも債務者を逃がしますよ。〈操作〉判定はクリティカルです。人間に戻ってからドアを開けて、誘導します。
【GM】:出入口以外の鍵は開けたことにしていいですよ。
 ものものしい施設に威圧されていた債務者たちは、我先にと逃げ出します。
【シルバ】:うむ、債務者を庇うように暴れるぞ。
【GM】:やがて、債務者たちはバスに乗り込んで逃げることに成功します。
【シルバ】:「あとは施設を潰すぞ、シンジ」
【シンジ】:「い、言われなくても分かりますよ、それくらい!」
【GM】:そんなこんなしてれば、施設の制御室らしきところに着く頃は、10分過ぎますね。
【シルバ】:仕方あるまい、衝動1点溜めて悪魔化を継続だ。
【シンジ】:僕も継続します。
【柏木】:私は改めて悪魔化。第2段階の衝動表が(コロコロ)“我慢”して何もなし。
【GM】:いいですね? 部屋に入ると、銭若とお付きの人が2人います。もう臨戦体勢です。
【GM/銭若】:「ようも、ワイの商売の邪魔してくさりおったな! 許さんでえ!」
 ダラダラと流れる脂汗が蒸発して湯気になりつつ、銭若の全身を包み込んで悪魔化。
【シンジ】:キモッ!? 【シルバ】:イヤな変身の仕方すんな(笑) 【柏木】:変身の描写からして、ブリガンダインですか。




 柏木の言うように、銭若の共生生物は屈指の防御力をほこるブリガンダイン・シューターであった。
 お付きの2人も、カルトロップ・ライオットへと悪魔化する。
 これらの情報は、ターン開始時にシンジがエネミー識別に成功して、判明した。



【シンジ】:よし、今日はダイス目悪くないぞ(笑)
【シルバ】:珍しいこともあるもんや(笑)



 あえて説明しておくと、シンジのPLは、いつもダイス目が良くない。  その振るわなっぷりは、もはやチャームポイントと呼ぶべきレベルである(誉め言葉)



【GM】:こちらの行動値は、シューターが10のライオットが9です。
 柏木とシンジからどうぞ。