デモパラ『その手』シリーズ第3話 クライマックス1


【GM】:やがて、列車は駅に到着しました。民家もあまり見かけず、山しかないようなところです。そこから自家用らしいバスでさらに山奥へ。
【シルバ】:「しっかり掴まってろよーー!」
【シンジ】:「またなの!?」
【柏木】:「見つからずに本拠を叩くには、これが一番なんです」

【GM】:ろくに道もないようなところを進んで、やってきたのは工場のような建造物。明かりを暗くして目立たないようにしているのは、何か後ろめたいことがあるからなのでしょう。
 周りを職員に囲まれながら、車中の人間は次々に下ろされて、施設内に入っていきます。
【柏木】:私も紛れ込みたいと思いますが、できますか?
【GM】:無理ではありませんが、難しいですね。目標値にして、25は覚悟してもらわなければ。
【柏木】:では、単独で施設に忍び込むのは?
【GM】:それなら目標値20くらいでしょうか。
【シルバ】:やってくれるか?
【柏木】:ええ、こちらのほうが手っ取り早いでしょう。
 悪魔化および〈超疾走〉、隠密で隠れながら侵入を試みます。侵入できたら、債務者たちがどこに連れていかれるのかを追跡しますよ。
【GM】:〈隠密〉判定20を施設内に入るところまでで1回、債務者たちの後をつけるので1回どうぞ。
【柏木】:(コロコロ)おお、そのままで成功。
 (コロコロ)次は2回振り直しで成功です。
【GM】:刑務所かなにかのような、部屋がズラーと並んだところに数人ずつ入れられてますね。債務者が入った後は鍵を掛けられ、最後に出入口を施錠して職員だけが出てきます。
【柏木】:鍵はなんです?
【GM】:普通の鍵です。悪魔憑きならそう難しくもないですね。
【柏木】:携帯を操作して、シルバにワン切りします。
【シルバ】:ふむ、見つけたらしいな。 「シンジ」 【シンジ】:「このパターンは、もしかして……」
【シルバ】:「分かってきたじゃないか。一暴れするぞ」
 悪魔化して、派手に暴れまわる。
【シンジ】:「うう、やっぱりか」
 悪魔化ぁ!
【シルバ】:「ふははは、バッチこーい!」
【GM】:むう、外の職員は一般人だしなー、混乱の極みですな。