デモパラ『その手』シリーズ第2話 本編11


【柏木】:今夜中に終わらせようかとも思いましたが、休みましょう。さすがに衝動とエナジーを回復させないと。
ジョジョ】:だな。
【シンジ】:賛成です。早く右京たちを保護しましょう。
【GM】:一番安全なのは、セラフィムのほうで準備した施設というか部屋にいてもらうことなんですが。
【シンジ】:それでお願いします。学校や仕事にはそこから通ってもらって……。
【柏木】:送り迎えまでしてもらえば、手出しもできないでしょう。
【GM】:では、そのようにしました。
ジョジョ】:飯食って寝る!
【柏木】:安い食事を何回か食べます。今はエナジーのほうが足りません。
【GM】:そんなこんなで翌日。
【シンジ】:柏木さん、大丈夫ですか?
【柏木】:なんとか回復できましたよ。食事に3000円くらい使いましたが(笑)
ジョジョ】:報酬も飛びそうな勢いや(笑)
【柏木】:今日は昨日できなかった、夜の監視をします。アジトを見張るのです。
【GM】:なるほど。
ジョジョ】:スポンサーとやらが来れば、御の字だ。
【シンジ】:きっと来ますよ。悪魔憑きのメンバーを倒したんですから。ヤツラは戦力が減ったのを、相談するはずです。
【柏木】:ですね。そうでなくても、事前の打ち合わせをする可能性も高いですから。
 今回は顔も確認できるように、入口近くに待機しますよ。
【GM】:隠れる場所が倉庫くらいしかないですからね。〈隠密〉判定で18以上で。
【柏木】:(コロコロ)2回振り直して、21です。
【GM】:完璧に隠れました。
 そういった目論見で見張る3人の前に、待ちかねていた時が訪れます。殺風景な倉庫街には不似合いな普通車が止まり、中から冴えない中年の男が出てきました。男が倉庫に近づき、何事か電話で話していると倉庫が開き、その中へ。
【柏木】:顔を確認しますが、支店長で間違いはないですね?
【GM】:です。まさしく支店長その人。
【柏木】:入口が開いて顔が見えた瞬間に、カメラを出してフラッシュなしで劇写! そのまま〈超疾走〉も使って離脱!
【GM】:警戒はしてても、さすがにペナルティあるし(コロコロ)気づかないよなあ。