デモパラ『その手』シリーズ第2話 レベルアップ


【GM】:まずはレベルアップ作業から。前回でそれぞれ100点ずつの経験値をもらってるはずです。
【柏木】:衝動表で得た分や、敵から回収した魔結晶を含めれば、全員レベルアップ可能でしたね。
ジョジョ】:おれは? 前回参加してないけど?
【GM】:今回は初めから2レベルとしましょう。経験値は150点からスタートです。一緒にレベルアップお願いしますね。
ジョジョ】:OK、ありがとうGM。
【GM】:いきなり死なれても困るしね(ボソ)
ジョジョ】:なんだって?
【GM】:ナンデモアリマセンデスヨ。
【シンジ】:レベルアップはどうするの?
【GM】:はい。共生生物にはそれぞれ複数の成長パターンがあり、枝分かれ状に分岐しています。そしてレベルアップごとにどちらかのルートを選択、そのルートに書かれた成長と特殊能力を得ます。
【柏木】:だけでしたっけ?
【GM】:だけです。どのルートを進むのかさえ決めれば、数値を書き換えたり、特殊能力のデータを写すだけです。
【シンジ】:簡単でいいよね。
【GM】:ええ、NPC作る時も重宝してます(笑)



 ここで、それぞれの成長を見てみよう。
 シンジは、特殊能力を重視したルートのゴーストを選択。
 前回に敵が使用していた〈酸の息〉を取得し、自身の攻撃力を上げた。


 柏木は、攻撃重視ルートのフェンサーを選択。
 新たに取得した〈煙幕〉による撹乱ができるようになり、さらに活躍の場が増えた。


 ジョジョは、能力値重視のローパールートを選択。
 腕の代わりに活用できる〈触手〉の特殊能力を得ることで、人間に近い行動と離れた距離からの格闘も可能となった。



【GM】:そういえば、PLがいませんからシルバの成長ができませんね。
【シンジPL】:あ、それは聞いてある。パワールートだそうだよ。
【GM】:(ルールブックを確認して)なるほど、〈体温操作〉の特殊能力で肉弾攻撃の命中と回避を上げる算段なんですね。分かりました。
【柏木PL】:みなさん、データの書き換えも終わりました。
【GM】:了解、それではシナリオのオープニングに入ります。