デモパラ『その手』シリーズ第1話 クライマックス1


【柏木】:「なに……余計な危険を背負いたくないからですよ」
【GM/組員A】:「そうですか。また何かあったら、連絡をくだせえ。精一杯やらせていただきやす」
【柏木】:それには「ありがとうございます」と答えて、終えましょう。そして、2人に今の情報を伝えます。
【シルバ】:受け取った。
 「今から乗り込むぞ」
【シンジ】:「今から!?」
【柏木】:「確かに、相手の警戒が整う前に叩いておきたいところです」
【シンジ】:「でも……」
【シルバ】:「モタモタすれば、次の犠牲が出るだろうが。また豚常が狙われるかもしれんぞ? 今度拉致られるのは明美かもしれん」

【シンジ】:「……! 分かったよ、行くよ」
【シルバ】:「そうかそうか」
【シンジ】:「……」
【柏木】:私の車で行きましょう。持ち物に自動車がありますから。
【GM】:は、着きました。事務所はビルの3階にあり、他には誰も入っていないそうです。
【シルバ】:人の出入りはあるか? 周りの人通りは?
【GM】:繁華街の中でも寂れた飲み屋が集まっている界隈ですので、朝の今はほぼいません。
【シルバ】:ならば行こう。事務所とやらまでズンズン進むぞ。
【GM】:何事もなく、ドアの前まで来ました。
【シルバ】:さてGM、ドアは何でできている?
【GM】:ああ(何がしたいのか察しがついた)普通のドアです、できますよ。
【シルバ】:うむ、〈高熱溶解〉でドアを高熱で溶かす。そして悪魔化だ。シンジたちも悪魔化しておけ。
【シンジ・柏木】:分かりました。
【GM】:ドアを溶かしている最中も銃弾が飛んで来ます。が、それも熱に溶かされてしまっていので、意味はありません。
【シルバ】:「熱心な歓迎ご苦労。探す手間が省けて大助かりだ」
【GM】:シルバの台詞に、組長らしき 30代程度の男が苦笑いを浮かべます。
【GM/岸和田組組長】:「それはこっちの台詞だ、返り討ちにして魚の餌にしてやるよ」
【シルバ】:「能書きはいい、行くぞ」