《ヴァルキリープロファイル》感想


 今回は全体的な感想をば。


 システムはかなりいいです。
 爽快感と戦略性のある戦闘もなかなかハマるものがある。
 時間制限があるから、いかに最適に動けるかを追及できるのはガチプレイヤーには朗報だろう。
 この目まぐるしいまでの忙しさは、ある意味《ときメモ》に近いやも知れない。
 ただ、イベントのない街に行った時は時間が経たないようにしてくれれば、もっと良かったんだが(笑)
 さすがに世界観を把握するのがゲーム的に無駄足ってのは、ちょっと。


 キャラもなかなか個性的かつ世界観を表現したもので、好感触。
 個々のエピソードも想像をかきたてるものばかりで、小説が書けそうな勢いだ。


 が、ストーリーの構成や演出は正直、商品レベルではない。
 描写を省略したりボカシたりして、余韻や深みを持たせようとしてるのは分かる。
 が、省略やボカシが過ぎて訳が分からないところも少なからずあるのだ。
 それを補おうと、字幕で解説を始めた時はもう……( ⊃△`)
 シナリオ担当者は簡単なダンジョンシナリオからやり直していただきたい(笑)