足りないものはスリルだ!?


 《ソードワールド2.0》のレポート漫画を読んでて、ふと思った。


 「そうか、ソードワールドにはスリルがあるのか」


  というのも、ここしばらくはデモパラにしか触れてなかったこともあり、どうも安定し過ぎているような気がしていたわけだ。
 もちろん安定しているのは、いいことだ。
 ただ、少しばかり収まりが良過ぎるようにも思う。
 もっとサイコロの目ひとつでセッションがどうにかなるような……たとえそれでPC全滅でも笑って「惜しかったねー」などと言える気軽さというか。
 ワシが今、セッションの現場から離れているせいもあってか、わりとうまくいかない(PLやGMの思惑通りのハッピーエンドにならない)セッションも面白いと感じるようになっている。
 やり直しできないのがTRPGで、だからこそひとつひとつの事に真剣に向き合えるのがTRPGのよさだと個人的に思っているんだけども。
 時代や世代が進んで、振り直しとか神業のような1回の判定を覆したり、失敗を取り戻すようなルールになったことでゲームは安定の代わりに、あのドキドキが薄くなってしまった。
 今ワシがやりたいのは、D&Dだったりクトゥルフだったりガンドックだったり。
 そんな1回の判定がずいぶん重いゲームがやりたい。
 その判断が、そのダイス目が体勢を決める、みたいな。
 そんなドキドキするようなスリルを味わいたいと思う、今日この頃だったり。