必要なのは誇りと敬意、プライドなんか捨ててしまえ!


 前回、そのセッションは、あなたが参加したからこそ面白いセッションになったと書いた。
  これはもちろん、他の参加者も同じこと。
 あなただけでは面白いセッションはできなかった。
 他の参加者がいたからこそ、面白いセッションになったのだ。
 だからこそ相手への敬意を忘れてはいけない。
 卑屈になるのも良くないが、増長はもってのほかだ。
 基本的すぎて忘れがちだが、TRPGは一人では出来ない。
 そのセッションが面白かったのは、あなたが参加したことだけでなく他の参加者が参加していたから。
 全員の絶え間ない努力の積み重ねが、黄金のセッションを生み出したのだ。
 それを忘れると、必ず不満を抱いてトラブルを起こす。
 そしてTRPGを楽しめなくなる。
 TRPGはコミュニケーションのゲームだけあって、デリケートな遊びだ。
 自分や相手をないがしろにしては、TRPGは遊べない。




 TRPGユーザーに必要なのは、自分に対する誇りと、相手に対する敬意、そして謙虚さである。
 分からないことは尋ね、試行錯誤を忘れず、自分の気持ちは素直に伝えること。
 あなたには無理難題にしか聞こえないことでも、相手にとっては当たり前かもしれない。
 なぜ相手にとって当たり前なのか?
 なぜ自分は無理難題に感じるのか?
 そうやってお互いに考え認識を改めていくと、新しい楽しみがひらけてくる。
 意識してなかったことを発見するかもしれない。
 思わず「そうだったのか!」と膝を叩くことだろう。
 自分のプライドやスタイルを持つのはそれからでも遅くない。


 ……だからさ〜、ハンドアウトとか、そんな些細なことで好き嫌い言い合う前に考えようぜ?って話ですよ。
 簡単に言えば(笑)