覚え書き 西部の魔女! 設定その3


 ウイッチたちの敵は『西部開発会社』という、西部ひいてはアメリカ大陸全土を自分たちの支配下に置こうとする組織である。
 開発会社は『班』ごとに分かれており、現在『統轄班』、『浄火班』、『整理班』、『調査班』の4つが確認されている。


 『統轄班』とは、その名の通り開発会社を取り仕切る班であり、他の班に命令を下す司令塔となっている。
 立場としては他の班より上であるが、めったに現場には出ずに指示を出しており、他の班や現場との軋みが問題となっている。
 『浄火班』は、キリスト教関係者によって構成されている班である。
 彼らは開発会社に所属しているが、実際は法皇の命において派遣されている特殊な班だ。
 彼らの中には魔法とは違う、奇跡と呼ばれる異能力を持ったものも存在するという。
 彼らは原住民や魔女たちを悪魔の使いと考えており、アメリカ大陸に主の教えを広めるために捜査・洗脳・浄化(住民の抹殺)などを行なう。
 班の性格上、独断で行動する傾向があり、他の班からの評判はすこぶる悪い。
 そのあまりの独走ぶりは、司令塔である統轄班も困惑するほどである。


 『整理班』は純粋な戦闘集団の集まりであり、武力による住民の制圧や殺戮を担当する。
 班を構成する者のほとんどは罪人である。
 活躍の報酬として出される恩赦が目当ての者や、刑として大陸に渡ってきた者もいる。


 『調査班』は、敵地などに潜入し、調査や工作を行なう班である。
 少数ではあるが精鋭揃いであり、破格の条件で現地民を懐柔、工作員を調達する場合があり、戦いにくい班でもある。