ヒトモドキ エンディング3


 ショウコたちの出した結論はこうである。


 エスたち3人には、人としての規範を教え、自分たちの罪を理解させた上で、遺族に謝罪などの罰を与える。
 その後に人間社会での生活に適応させる。


 由衣の記憶は消しも操作もせず、そのままにする。


……以上のようにまとまった。




【まほ子】:「3人については……これがおそらく最善策ですね」


義経】:「しかし、分かっているのか、天宮清掃員。彼らにとっては、最も過酷な道だ。ここで死んだほうがまだ楽かもしれないぞ」


【まほ子】:「そうですね。……でも、それでも彼らが望む道、でしょうから」


義経】:「ショウコもショウコだ。記憶の操作もしないとは……」


【ショウコ】:「大丈夫だよ。由衣ちゃんを信じてるもん」


【GM/由衣】:「はい! 誰にも言いません、絶対に!」


義経】:「いや、そういうことではなく、だな……」


【ショウコ】:「それに! 由衣ちゃんは傷つけさせない! あたしが必ず守るっ!! だからお願い!」


【まほ子】:「更生はわたしも協力して、必ずさせてみせます! 清涼学園清掃員として! そして人間として!」


【GM/由衣】:「わ、わたしも頑張りますから!」


義経】:「……ふう」
 軽く息をはいた後、穏やかな微笑みを浮かべよう。
 「そこまで言うなら、私は反対しない。ショウコたちに任せよう」


【ショウコ】:「やった!」


【まほ子】:「お任せください! わたしにきれいにできないものはないのです!」


【GM/桐生】:「それでは、そのように処理しておきます。みなさん、お疲れ様でした」




 エスたちをめぐる、この事件はこうして解決を見た。
 1人の少女と、生まれて間もない3つの命に、少なくない影響を与えながら……。