ヒトモドキ 本編1
「――関係者A、水族館に入った。チームデルタ、そちらの状況はどうだ?」
【GM】:いろいろあったものの、水族館に到着しました。
従業員のおじさんと由衣は顔見知りらしく、ショウコたちも顔パスで通してくれます。
【まほ子】:いえ、払います。
【GM/おじさん】:「いや、由衣ちゃんがお世話になってる学校の職員さんだし……」
【まほ子】:「そこを曲げて、なんとか! 入場料がある以上、払うのがわたしのポリシーなのです!」
というわけで払います(笑)
【GM/おじさん】:「そ、そうかい?」
迫力に押されながら、お金を受け取る(笑)
【義経】:「ほう……さすがに実物は違うな」
実は来たことないから、物珍しそうに水族館を見て回る(笑)
【GM】:そこに魚の解説などをしながら案内する由衣が。
【まほ子】:さらに会話がスムーズになるようフォローする、わたしが(笑)
【ショウコ】:そんな3人から少し距離を置いて、嬉しそうに見守るあたしが(笑)
【義経】:なんだ、その自然なテンポは(笑)
打ち合わせでもしたか?(笑)
【GM】:そんなショウコに、おじさんが話しかけます。
【GM/従業員】:「みんな、由衣ちゃんの友達かい?」
【ショウコ】:「そうですよ」
【GM/おじさん】:「そうか。最近ここに来ないと思ったら、学校が楽しいんだね」
【ショウコ】:「前は違ったんですか?」
【GM/従業員】:「ああ、中学の頃はイジメられていたらしくてね。ここに来た時にはいつも辛そうな顔をしていた、私も心配していたんだよ」
【ショウコ】:「そうなんですか……」
【GM/おじさん】:「……これからも、由衣ちゃんとは友達でいてくれないかい?」
【ショウコ】:「もちろんですよ!」
そう言ってガッツポーズをとって、由衣たちに駆けて行きます。
【GM】:そこでちょうど相手も見つかったらしく、由衣からの紹介を受けます。
【GM/由衣】:「紹介するね。最近友達になった子で、エスちゃんて言うの」
【GM】:紹介されたのは、小学校低学年くらいの女の子です。
人見知りしているのか、由衣の影に隠れています。
まほ子は気付きます。
依頼人が探しているという、女の子です。
【まほ子】:「……!」
始めからビンゴですか!
【GM】:そして、みなさん。
目標値15で〈知覚〉判定でお願いします。
【義経】:(ころころ)……私だけ成功のようだ。
【GM】:では、エスから魚の匂いがするのが分かります。
【義経】:魚の臭い……この子から?
しかし、なぜ……。
【GM】:それは分かりませんね。
【ショウコ】:「かわいいね〜、どこで知り合ったの?」
【GM/由衣】:「しばらく来てなかったから、久しぶりにココに来てみたの。そしたら、熱心に魚を見てるエスちゃんがいて」
【GM/エス】:(小声で)「お魚のこと、いろいろ教えてもらった」
【ショウコ】:「へー、そうなんだ」
その後しばらく水族館を周りながらお喋り。
最初はオドオドしていたエスだが、会話が進むうち、だいぶ打ち解けてきたようだ。
外へ出て、エスと一緒にアイスを食べるショウコたち。
【GM】:エスは首を傾げていますね。
【ショウコ】:「食べ方わかんない?」
食べ方を教える。
【GM/エス】:カプ。
「……これ、噛んでも血が出ないね」
【一同】:「……」
【義経】:「ふむ、その発想はなかったな。面白い」
【まほ子】:「あはははは……」
顔、引きつってます(笑)
【GM】:そんな感じで時が過ぎ、やがて帰宅しなければいけない時間となりますね。
【義経】:もうそんな時間か。寮に帰ろう。
【ショウコ】:あたしは由衣と一緒に帰るね。
【まほ子】:夜の子供の一人歩きは危険です。
エスちゃんを送っていきますね!
【GM】:それでは、別々に行きましょうか。