ヒトモドキ オープニング3


 「――協力者が関係者Aと接触、行動を共にする模様。……どういうことだ?」




【GM】:さて、大友市の繁華街をショウコと義経、そして由衣の3人が歩いているわけですが。


義経】:が?


【GM】:ここでちょっとショウコと義経には、機敏判定14をお願いします。


【ショウコ】:なんの判定?
 それに目標値がやけに高いんだけどー?


【GM】:はぐれないかどうかの判定です(笑)
 目標値が高いのは 夕方の繁華街は人がごったがえしているからです。


義経】:どうもはぐれさせたいらしいな(笑)


【GM】:ぶっちゃけ、どっちでもいいんですけどね。


【ショウコ】:(ころころ)……離れたくないんで、振り直しまーす(ころころ)……成功!


義経】:(ころころ)……ふむ、ここは失敗にしておこう。


【GM】:では、義経はショウコたちとはぐれてしまいますね。


義経】:ポツーン。
 「……はぐれたか」(一同笑)
 いや、水族館を目指せば合流はできるな……しかし、万が一私を探していたら、逆の結果か……。


【GM】:そうして悩んでるそばで、まほ子さん。


【まほ子】:はい?


【GM】:情報集めるなら、人の多いところだろう、と繁華街にやって来たあなたですが。


【まほ子】:はっ。ちゃんと仕事しますよ。女の子探しながら裏を取って……。


【GM】:そんなあなたの目の前に、見覚えのある生徒がなにやら思案しています。


【まほ子】:何を言いますか!
 わたしは完璧なメイドにして清掃員!
 生徒の顔と名前くらい、暗記してます!


【GM】:言い切りましたか(笑)
 では、義経だと分かっていいです。


【まほ子】:話しかけますよ。
 「源 義経さんですね? どうしたんですか?」


義経】:「これは天宮清掃員。実は……」


【GM】:で、ショウコと由衣ですが。
 数人の男に強引なナンパを受けてます。
 「よおよおよお、そこのマブいナオンちゃんよお〜」(一同爆笑)


【ショウコ】:あ――――っはっはっはっはっはっは!!(笑)
 ナオンちゃんて! ナオンちゃんて!(爆笑)


【まほ子】:GM!(笑)
 せめて「お嬢ちゃん」か「ナオン」のどっちかにしてくださいよ!?(爆笑)


【GM/ナンパグループ】:「オレッチらと、朝までハッスルフィーバーしないか〜い? レロレロレロレロレロ……」(一同大爆笑)


義経】:わけがわからんわっ!?(一同大爆笑)


【GM】:……まあ、そんな感じで、由衣の腕を強引に取ろうとします。


義経】:GM、登場は?


【GM】:OKです。


義経】:ならば、瞬時にその男の腕をねじ上げよう。
 「下品な者たちだ。その言葉、聞くに耐えんな」


【GM/ナンパ男】:「ああ、もう1人増えただぁ? 今日はバイアグラなきゃ(以下略)」


義経】:「……私には武道の心得がある。お前たちを沈黙させるのは容易いが……私より手荒い者が後ろに控えている。悪い事は言わん、今のうちに退散したほうが身のためだぞ?」


【GM/ナンパ男】:「そんなヤツ、いるんなら出してみろよ! ヒャハハハハ!」


義経】:(まほ子に)「……だそうだが?」


【まほ子】:義経さんの後から、ぬぅと出て来てですね。
 「それでは、御掃除いたします」
と(笑)


【GM】:はい、ものの数秒で叩きのめされました(笑)


【ショウコ】:「源さん〜、どこに行ってたのよ〜」


義経】:「すまない、やはり人ゴミは慣れなくてな」


【まほ子】:「みなさん、着替えもせずにどこに行くんです? 今経験したように、繁華街は危ないですよ?」


【ショウコ】:「由衣ちゃんが、友達と水族館で待ち合わせしてるから、紹介してもらおうと思って一緒に……」


【まほ子】:むむ、生徒になにかあれば、ご主人様の名に傷がつきますね……。
 「そのお友達、わたしにも紹介していただけますか?」


【GM】:由衣は頷きます。


【ショウコ】:じゃあ、一緒に行こう!