誰がための命 エンディング1


鉄子先生】:「よし、みんな! アクシデントはあったけど、後は打ち合わせ通りにやるわよ!」


【一同】:おうー!


【GM/長】:「どういうことだ? 我も力を手に入れた、お前たちも目的を果たした。だのに、なぜまだここにいる!?」


【優】:「今までのは、わたしたち個人のこと! そして、こっからはセラフィム……悪魔憑きとしてのことよ!」


【GM/長】:「セラフィム……?」


義経】:「悪魔寄生体の宿主たちによる、相互扶助組織だ。今の世は、そうなっている。覚えておいてほしい」


鉄子先生】:「そういうわけだから。長、人を貸してくれないかしら? 手が足りないのよ」


【GM/長】:「分かった、協力してくれるというなら、遠慮なく甘んじよう。皆の者、それでよいな?」


【GM】:長の言葉に賛同の声が集まる。


【GM/長】:「……ということだ。策とやらを聞かせてくれ」


鉄子先生】:「ええ。まずは……」




 こうして人間と犬たちの共同作戦が開始された。
 悪魔憑きとしての能力も存分に活用した作戦の前には企業も勝てず、大友製薬のリゾート開発は一時中止となった。
 少なくとも、しばらくは犬神たちも脅かされることはないだろう。
 長は約束を守り、小春に関わらないことを約束する。