誰がための命 クライマックス2
【GM】:そして女は白衣の男に振り向き。
【GM/拘束具の女】:「さて、コレを外してもらおうか? 今のワタシはとても弱い。このままでは、あっという間にミンチの出来上がりだ。もちろんワタシのな?」
【GM/白衣の男】:「ふん、つまらんことを覚えおって……パージ」
【GM】:白衣の男はブツブツ言いながらも、キーワードを唱えて女の拘束を解いた。
拘束具が外れた女は、思いのほか背は小さい。
顔立ちなどは、まだ少女といってもいいだろう。
だが、そこに浮かぶ表情は悪鬼修羅の類いのもの。
両手を左右に広げ、ねめつけるように優たちを見ながら、ねっとりと言う。
【GM/拘束具の女】:「さて、今のワタシはとても強い。あっという間にミンチの出来上がりだ。もちろん、オマエタチのな?」
【義経】:……言ってくれる。
【鉄子先生】:少女か……で、顔は?(一同爆笑)
【信衛門】:なんでそこにいくんだっ!?(笑)
【GM】:女の顔を見た鉄子先生は、我が目を疑った。
あまりの驚きに一瞬思考が止まった。
【鉄子先生】:まじめに返された!?(笑)
【信衛門】:なんか描写してるしっ!?
【GM】:なぜなら、女の顔はいつも見慣れた、野火ショウコその人であった。
【一同】:なにぃーー!?
【優】:「う、うそ!?」
【鉄子先生】:「みんな、騙されちゃ駄目よ! あの娘がここにいるわけがないわ! ヤツは敵よ!」
【優】:そっか! 先生が言うなら間違いないもんね!(笑)
【信衛門】:どういう意味で!?(一同爆笑)
【義経】:というか、当てずっぽうで言ってないか?(笑)
【鉄子先生】:な、何のことかしら〜?(目が泳いでいる)
【信衛門】:当てずっぽうかよっ!?(一同爆笑)
【GM/拘束具の女】:「いくぞ、獲物共。ワタシが勘を取り戻すまで保ってくれよ?」
しかして、戦闘開始。
早々に優と鉄子のコンビネーションによって、装置のスイッチを奪うことに成功。
また、実は悪魔憑きではなかった男を無力化。
ショウコそっくりの女は高レベルの悪魔憑きであったが、しょせんは多勢に無勢。
一行の連携の前に、ろくに反撃できないまま倒された。
【義経】:「……大言壮語を吐いたわりには、それほどのことはないな」
【GM/拘束具の女】:「安心するなよ? ワタシは何人もいるのだからな」
【GM】:その言葉を最期に、女の体はグズグズの液体となって崩壊しました。
戦闘終了ですね。
【義経】:さっそく長に、女から回収した魔結晶を渡そう。
「約束のものだ」
【GM/長】:「確かに。助けられたな、人間」
【鉄子先生】:「まだこれからよ」
【GM/長】:「なに?」