誰がための命 本編8


鉄子先生】:「魔結晶さえなんとかなればいいのね!? ちょっと待って、今すぐなんとかしてみるわ!」


【GM/長】:「できるならば、それでよい」


鉄子先生】:セラフィムに電話!
 「もしもし、高坂さん!?」


【GM/高坂】:「もしもし……そんなに急いで、どうされました?」


鉄子先生】:「魔結晶が必要なの! 少なくても……」
 GM、何点分あればいい?


【GM】:50点くらいですね。


鉄子先生】:「……それくらい分!」


【GM/高坂】:「すみません、魔結晶は今は1個もないのです。大きな任務の後でしたから……」


鉄子先生】:「くぅ……分かったわ、無理を言ってしまったわね。ありがとう」


【GM/高坂】:「いえ、お役にたてずに申し訳ない」


鉄子先生】:電話を切る。
 駄目か……。


【GM/長】:「その様子では無理だったようだな」


義経】:「……あとは、開発をどうにかするしかないか……」


【信衛門】:「長、明日が契約の最終日なんだな? なら、明日まで待ってくれないか? できるかぎりしてみるから」


【GM/長】:「明日までにどうにかできるなら、それでよい」


【信衛門】:「分かった」


【GM/長】:「我らはこの山を守ることができれば、それでよいのだ」


【優】:「思うんだけどさ……別の場所に移ってもらう……っていうのは」


【GM】:すると、周りにいる犬たちが一斉に怒鳴り始めるね。
 人語を解すものもいれば、ただ吠えるだけの犬もいる。


【優】:い……やっぱり?


【GM/長】:「我らは人間がこの地に住むより以前からいたのだ。なぜ人間の都合で、生まれ育ちし地を去らねばならん?」


【優】:「……」


【GM/長】:「本来であれば、この地に住む人間を追い出しにかかってもよいのだ。だが、我は争いは好まん。お互いの棲み分けができればよいと思っている」


【優】:「……ごめんなさい」


【GM/長】:「まあ、よい。先にも言ったように、我らはこの山を守ることができればよい。なんとかできるというなら、明日までにしてみせろ。それができたなら……あの娘に与えた共生生物は、永久に貸与してもよい」


【優】:「……分かりました、必ずなんとかしてみせます」


鉄子】:「優ちゃん、できるのね?」


【優】:「パパにお願いしてみる。必ず……」


義経】:「私たちも魔結晶の調達に走るとしようか。諦めるには、まだ早い」


【信衛門】:「そうだな」


【GM/長】:「決まったか? ならば、その娘を連れて帰るがいい。案内は伝言者にさせよう」


【GM/伝言者】:「はい、お任せを。皆さん、こちらです……」


鉄子先生】:では入口まで戻ったたら、さっそく動こう。


【一同】:もちろん!