誰がための命 オープニング1
【GM】:今は9月1日、2学期の始業式。
1階の別棟にある講堂にて、組生徒会長である〔鈴巻 千春〕(すずまき ちはる)が挨拶と連絡事項を伝えているところです。
もちろん、鉄子先生も他の教師と共に出席しています。
【鉄子先生】:ヒマそうだから千春を見ていよう。
じいいいぃぃぃぃ(すっごい見ている)
【GM】:めっさ見てますね……えー、鈴巻 千春についてですが。
現在3年生。
勉学・運動をソツなくこなし、大人顔負けの聡明さと真面目さで、1年から生徒会長を務め続けています。
【義経】:ほう。
【GM】:生徒や先生からの人気も高く、『ミス清涼』は千春か義経か?、といった状況になっております(笑)
【信衛門】:ちょっと待った、なんだ『ミス清涼』って(笑)
【GM】:全校生徒の人気投票で決まる、ただの名誉称号です(笑)
世界チャンピオンとか、ガンダム・ザ・ガンダムと思ってもらえれば……。
【優】:その喩えだと、なんか血生臭そうな称号だなー(笑)
【鉄子先生】:……じゅる。
ショウコちゃんのような元気系が好みなんだけど、千春ちゃんもいいわねぇ?
【信衛門】:狙うんかいっ!?
【優】:まあ、いつものことだしねー。
【信衛門】:流してるしっ!?
【GM】:あと、小春という妹がいますね。
姉が頼れるお姉さんなら、妹は守ってあげたくなるタイプでしょうか。
【鉄子先生】:それもまた魅力的。
いっそのこと2人とも……。
【GM】:そうやって何か企んでいる鉄子先生。
ちょっと〈知覚〉で判定してみてくださいな(笑)
目標値は12で。
【鉄子先生】:む、人のスイートタイムを邪魔するとは何奴(ころころ)……13。
【GM】:すると鉄子先生は、外から千春をジッと見ている不審な男を目撃します。
男は鉄子の視線に気付くと、素早く逃走しますね。
【鉄子先生】:(即答)追いかける。
【GM】:幸い、ちょうど式が終わりまして、先生たちが退場する時ですね。
すぐに追いかけた鉄子先生でしたが、曲がり角のところで見失ってしまいました。
【鉄子先生】:ちっ、わたしが不審者を逃がすとは……。
近くに、なにか手掛かりになるようなものはないか?
【GM】:地面には、男物の服と長い毛が落ちてますね。
鉄子先生は、その毛が犬のものであることに気付きます。
【鉄子先生】:犬……獣……(以下自粛)!!
危険よ、危険だわ!
わたしの千春ちゃんの貞操が、よりによってそんなロクでもないもので危機を迎えるなんて!?
【GM】:……。
【信衛門】:まだ、GMは何も言ってないぞ?(一同爆笑)
【鉄子先生】:(聞いちゃいない)「アイアンメイデン全メンバーに緊急連絡! 学園内に鈴巻 千春さんを狙う不審者を発見したわ! 本日より特別本部を設置! 対策を練るわよ!」
【GM/メンバー】:「分かりました、師母・鉄子先生!」
【義経】:やたらに大事になったな(笑)
というか。
そんなに大規模だったのか、アイアンメイデン(笑)
【GM】:わりと、全校生徒の4割がメンバーですが?(さらり)
【優】:(PLがお茶を吹いた)
【信衛門】:この学校、おかしいわっ!!(一同大爆笑)