闇の憐れみ、光の裁き エンディング
【ショウコ】:あとは志帆の悪魔寄生体を〈魔種吸引〉したいな。
【GM】:もちろんできますよ。
志帆も抵抗しません。
【ショウコ】:じゃあ、やったってことで。
【GM】:うい、悪魔事件はこれで解決しました。
【義経】:「で? どうする? この者たちに、自分のやられたことを返すか? それぐらいなら、この者たちも喜んで受けると思うが。……だろう?」
【GM/リーダー格】:「ひ、ひぃ!?」
【志帆】:(首を振って)「いえ、わたしは人間として戦うわ」
【義経】:「それは、お前がしようとした戦いよりも、もっと過酷だぞ?」
【志帆】:「大丈夫よ、わたしには……」
【ショウコ】:「あたしがいるから!」
【志帆】:(頷いて)「それに……こんなに思われちゃ、応えないといけないでしょ?」
【義経】:(フ、と笑って)「……そうだな」
その後。
志帆は自らの被害をすべて告白、イジメを行った生徒たちへの処罰を訴えた。
彼女は復讐を、自分を追い込んだ者たちに罰を与えることを、諦めたわけではなかった。
方法を変えたのである。
力による断罪ではなく。
法による、人間としての断罪を。
果たして。
イジメを行った生徒たちは退学。
担任も今回の問題の原因を作り、対応もしていなかったことから、非常に厳しい処分となった。
志帆は勝ったのだ。
もちろん、その勝利には親友や心ある人の力があったことはいうまでもない。
【義経】:うん?
GM、そこまでやるのか?
【GM】:そうっすけど?
これくらいは当たり前かな、と思いまして。
【義経】:いや、てっきり復讐せずに強く生きる方向かと思っていた(笑)
【GM】:うーん(笑)
そこらへんは感覚の違いということで(笑)
【リュウヤ】:まあ、いいんじゃないか。
イジメも立派に犯罪だしな、厳密にすれば(笑)
【ショウコ】:志帆が元気ならOK!
イジメたヤツを懲らしめられるんなら、なお良し!(笑)
んで、朝から元気に話しかけるよ!
「おはよう〜、しーぽん!」(一同爆笑)
【GM/志帆】:「おはよう〜、ショコたん!」(一同爆笑)
【ショウコ】:「ちょっと志帆、あたしブログとかやってないから!」(爆笑)
【GM/志帆】:「わたしだって、宇宙船とか乗ってないから!」(爆笑)
【リュウヤ】:愉快な会話だ(笑)
【優】:なんて濃ゆい(笑)
【義経】:そんな光景を、離れた所から生暖かい顔で見守ろうか(笑)
かくして、ひとつの戦いが終わる。
しかし、戦いは続く。
なぜなら、生きることそのものが戦いであるのだから。
しかし、今はしばしの休息を……。
〜終