闇の憐れみ、光の裁き クライマックス4
【GM】:では、志帆を追いかけたショウコたち。
群体を引き連れた志帆が降り立ったのは、富裕層が住む住宅街の中の1件の家。
彼女をイジメた、生徒6人のリーダー格の自宅。
その自室に設けられているバルコニーに、志帆は降り立った。
手には剣呑な光を放つ一挺の拳銃。
その身から沸き上がる殺意を隠そうともしていない。
【GM】:やがて志帆は、意を決した表情で部屋の窓ガラスに手をかける。
【義経】:そこで追いついていいか?
【GM】:行動が早かったですからね。
いいですよ。
【義経】:浦上の背後に降り立つ。
「浦上」
【GM/志帆】:「……邪魔しないで」
【義経】:「そうはいかないな」
【GM/志帆】:「ほっといてよ! あんたには関係ないでしょ!?」
【義経】:「おまえが自分の手を汚すことを、心の底から悲しむ者が私の友にいる。理由なら、それで充分と考える」
【GM/志帆】:「……くる日もくる日も理不尽なことされて、親も先生も、誰もわたしの話しなんか聞かなくて……。苦しかった、辛かった。……死のうとも思ったの。この気持ち、コイツラを殺さなきゃ晴れやしないのよっ!」
【義経】:「ならば。なぜ、ショウコに話さなかった? 友達ではなかったのか」?
【GM/志帆】:「……」
【義経】:「浦上」
【GM/志帆】:「友達だからよ」
【義経】:「……」
【志帆】:「友達だから、大切だから……重荷に、なりたくなかったのよ……」
【ショウコ】:GM……
【GM】:(チラリとショウコを見て頷く)
【ショウコ】:そこで追いついたあたしが、志帆のその言葉を聞きます! そして叫びますよ!
「志帆のバカーーーー!!」