闇の憐れみ、光の裁き クライマックス3


【優】:「さて、じゃあやりましょうか?」


リュウヤ】:「おまえは追いかけなくていいのか?」


【優】:「あんまり親しくない人が行ってもね。それに、コッチのほうが性に合ってるし」
 拳をパシンと鳴らして悪魔化します。


リュウヤ】:「なるほど、俺もだ」
 悪魔化するぞ。


【GM/律子】:こちらも悪魔化、天使を模した姿に変身します。
 「では、どちらが生き残るか……ですね?」




 戦闘はダイジェストで。
 次々に攻撃を繰り出すリュウヤと優だが、相手はヴィシャス。
 高い回避能力に阻まれ、命中させることすらできない。
 一方、律子はなぜか何もせずに待機。
 最初のターンが終了する。
 そして次のターン。




【優】:〈二連撃〉からの肉弾攻撃!
 命中は20と18!


【GM】:命中です。


【優】:なら、ダメージが13点の16点!


リュウヤ】:〈剛腕の一撃〉!
 23命中の30ダメージ!


【GM/律子】:む、それで戦闘不能ですね。
 「お見事です……」


リュウヤ】:「おまえは、なぜ攻撃しなかった? 戦う意志がないのか!?」


【GM/律子】:「あなたがたと対峙した瞬間、確信したのですよ」


【優】:「何を?」


【GM/律子】:「生き残るべきは……あなたがた、であると……」


リュウヤ】:「人を振り回したヤツの言い草か、それが!」


【GM/律子】:「すべては生き残るために……。あなたがたの戦い、彼岸の向こうで見ていますよ?」


【GM】:そう言って、律子は地面に横たわる。
 その直後、まるでビデオの早回しのように、彼女の身体が急速に腐敗していき、後には骨すら残らなかった。


リュウヤ】:「気味の悪いヤツめ……、何を考えているのかさっぱり分からん」


【優】:「それよりも、ショウコたちを追いかけようよ!」


リュウヤ】:「そうだな、今はそちらが優先だ」
 というわけで、優とともに志帆を追いかけるぞ。


【GM】:了解です。
 では、先行したショウコたちに移りましょうか。