闇の憐れみ、光の裁き 本編9
【GM】:時間を少し戻し。
志帆と律子を伴って、ショウコたちが喫茶店に入ったところです。
無事に席を確保、それぞれ適当なものを注文し終えたと思ってください。
【義経】:品物が来るまでの間、あえて喋らずに志帆と律子を観察する。
本当に親戚かどうか分からないからな。
おかしなところがないか、よく見るぞ。
【ショウコ】:あ、あたしも。
【優】:こっちもこっちも!
【GM】:観察する人は〈感覚〉か〈知覚〉判定で10以上です。
【義経】:(ころころ)……成功した。
【ショウコ】:(ころころ)……やった、ダイス目が良かった、成功!
【優】:(ころころ)……技能があるから、もち成功!
【GM】:あまり会話がありませんし、微妙に噛み合ってません。
まるで確認しながら会話しているような、もどかしさがあります。
疎遠な親戚にしても、このやりとりはないだろう、と。
【義経】:なるほど……。
【GM/律子】:「……それで、相談というのは何かしら?」
【義経】:「相談といっても私のことではない。私の友人のことだ」
【GM/律子】:「ご友人?」
【義経】:(頷く)「私の友人に数年来の親友がいるそうだ。その親友が追い詰められていたことを、最近になって知ったらしい」
【GM/律子】:「穏やかではない話ね」
【義経】:「そうだ、今の表現に誇張はない。その親友はイジメの標的にされていた。両親や教師にも相談したが相手にされなかったらしい。親しい者にも事情を話さず、日々耐えていた」
【GM/志帆】:「……」
【GM】:志帆は無言のまま、俯いている。
まるで表情を悟られたくないかのような態度だ。
そんなところにウェイトレスが現われ、みんなが注文したものをテーブルにテンポよく置いて行った。
【義経】:ウェイトレスがいなくなった後に続ける。
「ふとした偶然で、友人が親友の状況を知った。事情を聞こうとするが相手は話してはくれず、逆に突き放された」
【GM/律子】:「……」