闇の憐れみ、光の裁き オープニング3
【GM】:最後に義経と優のオープニングです。
時間はショウコのオープニングの翌日、リュウヤの後。
放課後の……えーと、下駄箱の前。
【優】:下駄箱?
【GM】:あれ、名前違いましたっけ?
ほら、あの学校の入口にある、靴を履き替える……。
【義経】:昇降口か?(笑)
【GM】:そう、それです(一同爆笑)
【優】:あ〜、昇降口ですか(笑)
【GM】:で、下校しようとそこに行くとですね、ショウコの友人の浦上 志帆が数人の生徒に囲まれて、険悪な雰囲気で校舎裏に行くのを発見します。
【優】:気になるので、追いかけます。
【義経】:お嬢様学校の清涼学園にあるまじき雰囲気だな。
私もいこう。
【GM】:靴を履き替えたりで数分ほどで、追いつきます。
すると、2人と入れ違いに、志帆を囲んでいた生徒が頭や腕を押さえて逃げるように走り去りますね。
【義経】:……なんなんだ?
【優】:浦上さんは?
【GM】:志帆のほうには何事もありません。
あなたたちを見ても、黙ってそのまま帰ろうとします。
【優】:「浦上さん、いったい何が……」
【GM】:無視してスタスタと早足で歩いていきます。
【優】:追いかけて声をかけ続けますよ!
「ちょ……っ!? 何があったのよ、話くらいしてくれてもいいじゃないの……」
【義経】:(ラッパーポーズをとりながら真面目な顔で)「……YO」(一同爆笑)
【GM】:義経のままボケないでいただきたい(笑)
志帆を追いかけて校門を出た、その時。
横から現れた人とぶつかって、お互いに倒れてしまいます。
【優】:「いたっ! ……って、あ。す、すいません!」
【GM】:優とぶつかったのは、20後半の、サングラスをかけた女性です。かなりの美人です。
【GM/女性】:「いえ、気にしないで」
【義経】:優に手を貸そう。
【優】:じゃあ、立ち上がった後に、女性にも手を貸します。
【GM/女性】:「ありがとう。そんなにあわててどうしたの?」
【優】:「ちょっと知り合いに話を聞こうと……」
【GM/女性】:「ああ、さっき校門を出て行った娘ね? 喧嘩でもしたの?」
【義経】:「……いや、そういうわけでは、ないのだが」
【GM/女性】:「そう? なにか困ったことがあれば、力になるけど?」
【義経】:「いや、知らぬ人の手を借りることではない、私たちの問題だ」
【優】:「第一、あなたの名前だって知らないし」
【GM/女性】:「多分また会えるでしょうから、自己紹介はその時にね。それでは、また」
【GM】:そう言って、女性は去っていきます。
【優】:「変なやつ……」
【義経】:「ああ、まったくだな。しかし……」
【優】:「なに?」
【義経】:「出鱚樹がこれほどお節介焼きだとは知らなかった。正直、意外だ」
【優】:「まあ、性分ってやつ? いつの間にかやっちゃうのよね。こっちも意外だわ。源さん、わりと毒舌なのね」
【義経】:「そうか? 他意はなかったのだが、不愉快にさせたのならすまない」
【優】:「いやいや、こっちは気にしないんだけどね。……浦上さんは見失っちゃったか。こうなったら、なんとしてでも話を聞かないと気がすまないかな」