「マリア様が見てやがる」 本編2


【ショウコ】:〈交渉〉で聞き込みを(ころころ←判定している擬音)……んー、14。


義経】:私も〈交渉〉で(ころころ)……うむ、16だ。


鉄子先生】:〈情報技術〉で(ころころ)……15。


【GM】:それでいいですか? 衝動を溜めることで振り直せますよ?


鉄子先生】:わたしが振り直す。
 どのくらい溜まるのかも知りたいから(ころころ)……あ、1ゾロ(一同爆笑)


【GM】:致命的失敗ですね(笑)


鉄子先生】:もう一回!(ころころ)……ぐは、16。
 GM、同じ項目の情報判定は1回だけ?


【GM】:いえ、場所なりシーンなりを変えれば再判定は可能です。


鉄子先生】:なら、3回目はやめとく。
 一気に3点も溜まってしまった(笑)


義経】:もう5分の1溜まったのか(笑)


鉄子先生】:基本的に、振り直しは1回で止めておいたほうがいい(笑)


【ショウコ】:分かりました(笑)


義経】:そういえば我々は合流していたのかな?


鉄子先生】:まだ合流しない方向でいこう。
 ある程度情報が集まらないと、メリットがないから。


【ショウコ】:じゃ、そういうことで手分けしましょうか。


【GM】:今後の方針も決まったところで、入手できた情報を発表しましょうか。
 10で『財閥のひとつ東海寺グループの令嬢であり、多方面に才能を発揮する天才である』ことが分かります。
 外見はショウコたちみんなも知ってます。
 アメリカ人と日本人のハーフでキツい顔立ちですが、美人です。
 そして金髪の縦ロール(一同爆笑)


【ショウコ】:性格悪そ〜(一同爆笑)


鉄子先生】:なに、そんな漫画みたいな外見は(笑)


義経】:あからさますぎるぞ、GM(笑)


【GM】:誤解デスヨー、性格ト外見ハ一致シナイノデース!


義経】:カタコトになるな(笑)


【GM】:まあ、続きを(笑)
 14:『環境や能力には恵まれているが、高飛車でワガママな性格のせいか、人望だけはない。そのせいか、人望のある高木 陽をライバル視し、事あるごとに一方的に絡んでいる』


義経】:なるほど……実はツンデレで、陽に好意があるのか。


【GM/マリア】:「高木さん、わ、わたくし、あなたのことが……」
 ってアホかー!?(一同爆笑)


鉄子先生】:ぬぅ、それはダメだ!
 生徒同士での不純同性交遊はいかん!
 ここは知識と経験と覚悟の豊富なわたしと……!(一同爆笑)


【GM】:そこにつなげないでいただきたい!!


【ショウコ】:落ち着いてください先生!(ごすっ)


鉄子先生】:あ、頭が割れるように痛い!?


【GM】:最後の情報、言いますよ?
 16:1ヶ月ほど前から、夜の繁華街などで見掛けられるようになった。


【ショウコ】:あれ、いきなりビンゴ?


義経】:犯人の目星はついたが、まだ動機も手段も分からんな。


鉄子先生】:そのあたりはこれから探すことにしましょう。


【GM】:そしてマリアは陽に、耳元で何事かを囁きかける。
 一瞬、目を見開く陽。 その後、マリアは薄く微笑んでお見舞いを渡し、邪魔になってはいけないから、と去っていく。 気付いてみると、もう随分な時間で、みんなもそろそろ帰らなきゃいけない頃だ。


【ショウコ】:帰る前に聞きたい。
 「陽ちゃん、東海寺さんになんて言われたの?」


【GM/陽】:「え? ああ、うん。」
 その質問には言葉を濁す。


義経】:「……言えないことか?」


【GM/陽】:「あまり人に知られたくないからって、東海寺さんが……」


義経】:……。


【GM/陽】:「みんな、ありがとう。今から家に帰って、付き添いの準備をするから」
 と早々と帰っていきます。


【ショウコ】:「陽ちゃん……」


【GM】:でまあ、他の人たちも帰りだすんですが……、この後どうします?