「マリア様が見てやがる」 オープニング2
【GM】:ところかわって、職員室かどこか。
鉄子先生もお昼を食べてる頃。
【鉄子先生】:中庭の目立たないところで、大特盛りの弁当を食べてる(一同爆笑)
【ショウコ】:大特盛りって(笑)
【GM】:ちょうど食べ終わった頃に、携帯に着信が。
表向きはボランティアっぽいNGO、その正体は悪魔憑きの相互扶助組織、『セラフィム』からのようです。
【鉄子先生】:電話を取るか。
「もしもし、郷田です」
【GM/高坂】:電話の主はセラフィム大友支部支部長の高坂です。
「もしもし、郷田さん。少しよろしいですか?」
【鉄子先生】:高坂は男?
【GM】:ですけど?
【鉄子先生】:「男に用はない、切る」(一同爆笑)
【GM】:待っていただきたい(笑)
「いえ、悪魔事件の仕事をお願いしたいのですが……」
【鉄子先生】:「ああ、それなら」
【義経】:他に何があるというのか(笑)
【鉄子先生】:隙あらばとって食われてしまう。
それが男というもの……(一同爆笑)
いったいどういう人生を歩んできたというのか(笑)
【鉄子先生】:「それで、事件の内容は?」
【GM/高坂】:「はい。現在、大友市で失踪が連続して起こっています。その調査および解決を依頼したい」
【鉄子先生】:「失踪……」
【GM/高坂】:「ええ、なんでも1ヶ月ほど前から起きているらしいのです。
失踪者全員が、共通して失踪直前に“いないはずの人物”と一緒にいるところが目撃されています」
【鉄子先生】:「いないはず、というと」
【GM/高坂】:「以前に死んでいたり行方不明になっている、意識不明や重病人、などです」
【鉄子先生】:「ずいぶんとオカルトな内容ね」
【GM/高坂】:「ええ。もともとは警察が調べていましたが、前後の経緯があまりに奇妙なことから、協力者から要請があったのです。引き受けてもらえますか?」
【鉄子先生】:「こちらも暇じゃなけど、悪魔事件なら仕方ない。受けましょうか」
【GM/高坂】:「良かった、では近辺の他のメンバーにも依頼しておきます。話がつき次第、そちらに連絡しますので、その時は合流をお願いします」
【鉄子先生】:「分かった」
【GM】:では、電話が切れます。
その後、すぐにまた着信が。
今度は同僚の先生からです。
【鉄子先生】:「もしもし」
【GM/同僚の先生】:「郷田先生、2ーAの高木さんのご両親が事故に遭われたとの連絡が入りました。生徒がお見舞いに行くようなので、私達も何人か行こうかと思うのですが」
【鉄子先生】:陽については知っててよい?
【GM】:はい。
明るく、気配りもできて人望もある人気者の生徒です。
【鉄子先生】:「高木さんが……わたしも行きます」
【GM/同僚の先生】:「そうですか、ではお見舞いの打ち合わせをしましますので、職員室まで来てください」
【鉄子先生】:「すぐ行きます」
乙女の不幸を見過ごすわけにはいかん、急がねば!