「マリア様が見てやがる」 個別オープニング〜義経


【GM】:次は、義経が子供の頃、悪魔憑きに襲われた時のシーン。当時の義経が下校していると、コートを着た男が話しかけてくる。


【GM/男】:「ああ、キミキミ……そう、そこのキミだ。いきなりなんだが、死んでくれないかね?」


義経】:「な、何を言ってるの!? 誰かー!」


【GM/男】:「仕方がないな」
 そう言って、手刀で義経の腹を貫く。


義経】:「かっ……は……」


【GM】:そのあと男は跪き、後ろにいた女性に語りかける。


【GM/男】:「さ、姫。この者にお早く……」


【GM】:すると、姫と呼ばれた女性がすっと義経に近付き、義経に共生生物を埋め込む。
 「申し訳ありません、無礼を詫びます。しかし、来たるべき災厄から生き残る者を一人でも多く、助けねばいけないのです。これは、そのための処置、と思ってください……」


【GM】:悲しそうに語る女性の憂いを帯びた表情を見ながら、義経は意識を失う。
 ……と、ここで目が覚める。


義経】:悪夢という形で回想したわけか(笑)
 「は……! また、この夢か」


【GM】:悪夢なら、まだ良かった。
 しかし、共生生物によって再生されてなお、生々しく残る死の感触は忘れがたいものがあった。


義経】:「勝手な理屈を……来たるべき災厄? なんなのだ、それは……」
 ていうか、強引やな(笑)


【GM】:いやー(笑)
 共生生物を寄生させる理由があったもんで。


義経】:だったら、こんな荒い手段じゃなくて、他にあっただろうに。


【GM】:それは、あれですよ……超深淵にして超遠大な伏線が(一同笑)


義経】:きくたけか、キミは(笑)