『悪魔憑きは黄昏に舞う』クライマックス5


地下施設機密研究室にて




ついに全ての事件の決着をつける、最後の戦いが始まった。
心ない人間たちによって、実験体にされた少女ミナ。
彼女は今、正気を失った眼でシンジたちを食らわんと襲いかかる。
哀しき被害者であるが、彼女を救うためにも、今は戦うしかない!
一方。
先人も、ミナを思うゆえに大友に潜入した正人と戦う。
なぜ大友の…悪の手先になったのかと真紅の魔人に問いながら。




戦闘は終始、PCたちがミナ・正人を上回る形で進んでいった。
人工女王種の力は圧倒的だったが、人数の差と連携、そして幸運にも助けられていたからだ。
ミナの驚異的な回避能力に戦闘は長引くが、全員の攻撃、そしてシンジの3体の人形が少しずつ、しかし確実に削っていく!


【シルバ】:「人形を前に出し過ぎだぞ、シンジ。“大切な”ミレイとエレナだろう?壊すつもりか?」
【シンジ】:「いえ!今は相手に少しでも打撃をあたえなくちゃ…!壊れたら仕方ないよ!」
【シルバ】:「ふん、お前が人形をそんな風に扱うのは初めて見るな。」
【シンジ】:「今でも大事ですよ。でも…」
【シルバ】:「ふん?」
【シンジ】:「人形は…人形ですから。人の命には、代えられない。」
ジョジョ】:…帽子を目深に被って、その奥で微かに笑う。
【シルバ】:感心したように、ニヤリと笑おう。




また、この戦闘で活躍したのはフェイトと先人だった。
2人とも効果的な打撃を相手に与え続け、大きく貢献していた。

【フェイト】:〈連続攻撃〉+〈落雷白電〉2発!
【GM/ミナ】:(ころころ)…なんでフェイトの時に限って、ファンブルなんだ!?


【フェイト】:次のターン…《混沌爆砕》!(ころころ)…52点の特殊ダメージ!!
【GM/ミナ】:ぐぅ!エナジーの5分の1を持ってかれた!


【GM/正人】:「食らえよっ!!」最終能力《憤怒の獄炎》!(ころころ)…回避されたが、それでも15点だ!
【先人】:ミーのarmorを引いて…5点オンリーでスネ!
【GM/正人】:「な…っ!?」
【先人】:ミーの反撃デス!《超肉限定解除》後に〈連続攻撃〉!
〈剛腕の一撃〉2連発デース!!42点と…
【GM/正人】:一発目で倒れた…!


正人が倒れ。
そして、ミナも…。




【朱夜】:これで終わりだ!〈猛毒針〉…24点!!
【GM/ミナ】:「ア、アア…」
【朱夜】:「大丈夫だ、殺しはしない…正人がキミを待ってる…。」
【GM/ミナ】:「マ、サ…ト……」
【朱夜】:「少し…眠るんだ。」




戦いはシンジたちの完全なる勝利に終わった。
大友製薬にも調査が入り、壮絶な実態が明らかになるだろう。




【シルバ】:「で、この2人の人間はどうするんだ?〈魔種吸引〉するか?」
【先人】:「人工とはいえ、このガールはqueenデース…〈魔種吸引〉スレバ……」
【フェイト】:「死、ぬ…?」
ジョジョ】:「やれやれだぜ…。」
【シンジ】:「…どうしよう?どうすれば………。」




そして………。