『悪魔憑きは黄昏に舞う』オープニング1ー2


通学路にて




【先人】:「ミーはここデース!」、と塀の上から…
【シンジPL】:いやいや、ここは電柱の上から…(笑)
【先人】:なるほど、では。(笑)
【まほ子】:ああっ、私の場所が(笑)
【先人】:「YOUたちのGUILTY、許し難し!ミーのjusticeにおいてjudgeシマース!!」
そして飛び下りて…着地に失敗(笑)
ジョジョPL】:そこは華麗に着地しなきゃ(笑)
【GM】:ええい!収集が付かん!(一同爆笑)


これからしばらくはダイジェストで。
突然乱入した先人に対し、チンピラ1人が殴りかかるが、先人にカウンターを返され、塀に叩きつけられる。


【シンジPL/チンピラ】:「マサーーー!?」(一同爆笑)
【GM】:おいっ!(一同爆笑)
NPCばかりか、ワシの名前まで勝手に使うなっ!(一同大爆笑)


塀に叩きつけられたチンピラが逆上。
なんと、フェイトや先人の目の前で、カルトロップに変身した!
さらに、Anikiを含めた残りのチンピラたちも全員、カルトロップに変身。
2手に分かれて、フェイトと先人に襲いかかる。
面識のないフェイトと先人は、お互いを普通の人間と認識しているため、悪魔化せずに迎え撃つことを選択。
だが、いかに弱いカルトロップといえども、人間のまま、しかも数で負けているとあってはほとんど勝ち目はないのだが…。


【シルバ】:いきなり戦闘か?…出ていけんぞ(笑)
【GM】:いえ、エキストラ扱いなんで、ボコるなりなんなりご自由にどうぞ(笑)
【先人】:なら倒しマース!
【フェイト】:電撃撃つわけにもいかないんで、躱すだけで…。


先人は人間のままでカルトロップ3体を圧倒。
フェイトは攻撃を躱しながら離脱しようとするが、退路を塞がれてしまう。
1体のカルトロップがフェイトを拘束しようと手を伸ば………そうとして、突然吹っ飛んだ。
横合いから、何者かがいきなり殴り飛ばしたからだ。
その何者かは、高校生ぐらいの、眼光が鋭い男だった。
男は、不意を突かれ動きの止まったカルトロップたちを慣れた様子で叩きのめす。
それは、先人がカルトロップを倒したのと、ほぼ同時であった。


【GM/男】:「俺のいない間に、チンケなヤツが増えたもんだな。」
【フェイト】:「ありがとうございます。」
【GM/男】:「礼はいらねえ、助けたわけじゃねえからな。」
【先人】:「まさかYOUは“大滝の赤い狼”…上田 正人!?」
【GM/男】:「…ああ。」


上田正人。
2年ほど前までは大滝工業高校に在籍していて、“大滝の赤い狼”の2つ名で知られていた一匹狼の不良である。
それが突然、エリート校である大友学園に編入になってからは、忽然と消息を絶っていた。


【シンジ】:…という情報をアメリカの雑誌「月刊日本」で知ったんですね(笑)
【GM】:ありませんから、そんな雑誌(笑)
【シンジ】:それはそれとして(【GM】:おい(笑)!?)、先人も何か2つ名を考えないと…。
【先人】:番長デスカらね(笑)
ジョジョ】:向こうが狼で、こっちがトラかぁ…。
【シルバ】:なら、黄色いトラか?
【シンジ】:いや、言語がおかしいって設定のキャラだから…。
“イエロートラ”とかなんだよ!(爆笑)
【一同】:い、イエロートラ…なんとも凄まじい…。
【シンジ】:しかも、トラがローマ字!
T・O・R・A!(一同大爆笑)
【先人】:(笑いながら)ではそれでいきましょう。「ミーは市野先人イイマース!
人呼んで“北城のイエローT・O・R・A”!!」
【フェイト】:「………。」(笑)
【GM/正人】:「………。」


フェイトは対応に困っていた。
正人は対応に困っていた。
GMも対応に困っていた。


【GM/正人】:「…そうか。カルトロップを見て動揺しねぇってことは、おまえら…悪魔憑きだな?」
【先人】:「yes!」
【フェイト】:「…だとしたら、どうするんです?」
【GM/正人】:「何もしねぇさ。今回のターゲットはおまえらじゃないからな。」


そう言って正人は去っていく。
その直後、2人にセラフィムから、事務所に来て欲しい、との連絡を受ける。
2人はいくつかの疑問を抱えながらも、セラフィム事務所へと急いだ。