『悪魔憑きは黄昏に舞う』オープニング1ー1


清涼学園にて




【GM】:まずはフェイトこと、奈々のオープニングから。
【フェイト】:はい。
【GM】:と…その前に。
【フェイト】:?
【GM】:フェイトの親友の七葉だけど、悪魔憑き?それとも普通の人間?
【フェイト】:んー、普通の人間で(笑)
【GM】:了解、ではシーンを開始しよう。


朝、フェイトがいつものように学園に登校し、教室の戸を開けた。
だが、もうすぐHRだというのに来ている生徒の数は少なかった。
フェイトを入れても、クラスの1〜2割といったところ。
普通の学校ならサボリもあるだろうが、ここは(俗な言い方だが)御嬢様学校の清涼学園。
そんな不真面目な生徒がいるわけがない。
そもそも、フェイトの親友である七葉も来ていないのだ。
七葉は、よほどのことがない限り、学校を休むような人間ではない。
フェイトが疑問に思っていると、やがてやって来た担任がそれを解決してくれた。
担任の話を聞けば、最近の大友市では謎のインフルエンザが流行っていて、現在では街のほとんどの人が感染し、重い症状に苦しんでいるらしい。
生徒のほとんども今回のインフルエンザに感染したらしく、病欠していると言う。
先生側も多数感染しており、授業にならないと判断した学校側は、一時学校閉鎖することを決定したとのこと。
登校したフェイトたちも直ちに下校するように連絡された。




HR終了後、帰路につくフェイト。
道すがら、改めて周りを見渡せば、彼女以外に人通りはないに等しかった。
街の様子にただならぬものを感じたフェイトの前に、いかにもチンピラと言える輩が数人、集まってきた。


【GM/チンピラ】:「ようよう、姉ちゃん。ちょっとオレタチに付き合わねぇ?」
【シンジPL/チンピラ】:「Aniki、この制服…清涼学園っすよ!上玉っす!」
【シルバPL/Aniki】:「うむ、そうか。ならば、さっそく…」(いきなりズボンに手をかける)
【シンジPL/チンピラ】:「いきなりっすか、Aniki!アクティブっすね!さすがっす!」(一同爆笑)
【GM】:無断でNPC乗っ取るなよ!?(一同爆笑)
【フェイト】:に、逃げようとします。
【GM】:それは待てよって感じで、チンピラの1人が腕を掴む。
【シルバPL/Aniki】:「抵抗するのか…それはそれで」(さらにズボンを下ろそうとする)
【シンジPL/チンピラ】:「あんた幸せっす!“大友の夜王”と呼ばれるAnikiの目に叶ったんすから!ささっ、Aniki!」
【シルバPL/Aniki】:「うむ」(準備を整えようとしている)
【まほ子】:(怒りに拳を震わせつつ)GM、無性に登場したいんですけど。
【GM】:いいよ、適当に理由付けてもらえれば、いつでも。
【先人】:ならミーが登場しまSYOU。偶然通りかかったということで。
【GM】:OKです(笑)
【先人】:では叫んでシャウトしますヨ!「マチナサイ!この悪党ども!!」
【GM/チンピラ】:「ど、どこだ!?」
【先人】:HAHAHAHAHA…どこをLOOKしているのデスカ?ミーはここデース!!」
【GM/チンピラ】:「な、なにいいぃぃぃっ!?」




(続く)