オオトモ・シャドウ・ランその1〜デモンパラサイト

今回は2週間ぶりの《デモンパラサイト》。
GMはまいどおなじみワシです。


もうかりまっか?


謎な挨拶をしつつ、PC紹介です。




〔安野 シンジ〕14歳・男
共生生物がウォーコイトの中学生。フィギュアマニアの、りっぱなひきこもり。綾〇レイそっくりのミレイ人形を持ち歩き、辛い時には2人だけに聞こえる会話を行う。


〔白銀 シルバ〕25歳・男
共生生物クレイモアを宿すバウンサー(用心棒)。なぜかシンジをたくましくしようと、事件にひきずり回す。前回NPCの時に暴走した。


〔柏木 広太郎〕26歳・男
共生生物ファランクスを宿す探偵。事件解決にのりだすと驚くほどの適格さで行動し、一部の人々の間では伝説と化している。




〜オープニング〜
セラフィム事務所へと呼び出されたPCたち。
今回の依頼は、ある悪徳金融企業の調査。
5万円という、超高額報酬を不審に思ったPCたちが詳しい事情を尋ねると、ある裏組織と繋がっているらしく、警察も動けないという。
それ以上のことは依頼人である飯島刑事に聞いてくれとのことだった。




●夜に飯島刑事から話を聞いたところ…


∴裏組織は人身売買を中心に行なっており、世界中に顧客がいる。
∴顧客の中には政治家や警察にもおり、今回も“上”からストップがかかってしまった。
∴今回調査する金融業社の社長も(かなりの末端だが)組織のメンバー。
∴組織は規模が大きくなり過ぎているため、末端の動きや状態は把握していない。


などの事情が明らかになる。
組織全体と戦うわけではないことから、PCたちも(シンジを除いて)この依頼を受けることにした。
嫌がっていたシンジも…


【シンジ】:そ、そんなの5万円じゃ話にならないよ!僕は…
【シルバ】:(無言で首筋に当て身)
【シンジ】:はうっ!?(気絶した)
【シルバ】:刑事、その依頼、受けよう。
【飯島】:いいのか?
【柏木】:面白そうだからな。
【シルバ】:(うなづいて)そこは重要だ。
【シンジ】:(気絶から覚めて)あ、あれ?シルバさん、依頼は断りましたよね?
【シルバ】:受けたぞ。
【シンジ】:な、なんで断らないんですか!
【シルバ】:おまえのためだ。
【シンジ】:ぜ、絶対ウソだ――!


とにもかくにも依頼を受けたPCたちは、情報収集を始めた。




(続く)