これは、いいリプレイだ…

ネットでわりと評判が良かったので、《ガープス・リボーンリバース・リプレイ“電光の霊操者”》を購読してみた。


確かにいい感じである。
初心者GMの著者が書いており、非常にていねいでわかりやすいものとなっている。
最近のSNEリプレイは全体的に荒っぽい印象を受けていたんだが、これは落ち着いた感じの、風囲気のあるリプレイだ。
テーマとしてはソードワールドで最近やっている、初心者GMの奮闘記なのだが。
今回のリプレイでは他のリプレイと違い、セッションの終わりではなく、途中にGMの失敗や反省、感想などをはさんでいる。
しかも、その内容がGMをした誰もがやった事のあるようなものばかり。
そのため、読者は親近感を持てると共にGMの時に気をつけるべき点を理解できる、という素晴らしい機能が備わっている。
ゲームのシステム自体は《妖魔夜行》とあまり変わらない感じだが、いくぶんか分かりやすくなってる様子。
ただリプレイがあまりに良かったので、思わずシステムを買ってもいいかな、と思ってしまった。
最近読んだリプレイでは傑作とも言えるので、未読の人はぜひ。