D&D3rd〜ゾンビは2度死ぬ1

メイクバトルの次は料理バトル。
いったい何がしたいの、《カブト》?
そんな疑問とは何の関係もなく、今回は例会がスタート。
「今回は」という表現になっているのは、最近メンバーの都合で中止になることがたびたびあるからである。


さて、今回のシステムは《D&D3rd》。
ワシはPLとして参加した。
ワシにとってはリベンジとなる、今回のセッション。
「今宵こそはキャラ立てを」
そんな意気込みで誕生したPCたちがこちら!




〔ハ=シュバ〕?歳・男
はるか東方の国よりやってきた、サブライ(ルールブック原文まま)。毎回死にかけながらも生き残ってきた、スゴイ人。日々修行にうちこむ、質実剛健なサブラーイ(PL発音まま)である。


〔イモノヤマ・モコナ〕?歳・男
ハ=シュバと共に、東方の国よりやってきたシュゲンジャ(原文まま)。数多くの魔法を使う、優秀な術師だが、高慢な性格が玉に傷。感じの悪いおじゃる丸をイメージすれば、あながち間違いではない(笑)


クルド〕21歳・男
異端審問官たちから逃げるため、放浪を繰り返すクレリック(読んで字のごとく)。戦の神カスファートの信徒でありながら、姑息な戦い方しかしない。そうした姑息さが身に着いてしまったのか、下っ端のチンピラのような言動をとる。冒険の最中、予期せぬ出来事にみまわれる。




〜オープニング〜
ある港町にたどり着いたハ=シュバとモコナ
そして街のスラムで、身を隠しながら暮らすクルド


クルド】:う…武器を買うのに、あと1金貨足りねぇ…。
【ハ=シュバ】:(偶然通り掛かり)足りんのか。1金貨くらいなら、ほれ(1金貨をクルドに渡す)
モコナ】:ハ=シュバ殿?素姓も知れぬ者に金を与えるなど…。
クルド】:こりゃあ、ありがてぇ。旦那、一生着いていきやすぜ!アッシのことぁ、“盾”とお呼び下せぇ!アッシャ、クレリッククルドと申しやす!
【シュバ】:…本当にクレリックか?


こうして運命的な(?)出会いを果たした3人が、街の酒場で自己紹介しあっていると。
そこで2人ほどの男から、同じ事件について解決を依頼される。
怪訝に思った3人は思い出す。
この街では、東側と西側とで対立しており。
何等かの理由により、事件を解決するのは、立場が中立の冒険者だけなのである。
そのため、なにか事件が起こるとどちらが冒険者を雇うかで、勝負のようになってしまうのだ。
今回の依頼は橋に出現するゾンビを倒し、原因を解決すること。
東側の依頼人は2000金貨の報酬を提示するが、見下したような高慢な態度をとる。
一方、西側の依頼人はスラムの自警団長であり、500金貨の報酬を提示。
それとは別に、ゾンビにさらわれたパン屋の娘〔イー〕を助ければ200金貨が払われる、とのことだった。


【シュバ】:よし、西側の依頼を受けよう。
モコナ】:なぜでおじゃる?東側は西側よりもマロたちを評価しているではおじゃらんか!?
【シュバ】:何を言う、娘だぞ!娘は助けねばなるまい!?娘は!!
モコナ】:ハ=シュバ殿…。性格が変わってはおらぬか?前はもっと、質実剛健な感じではなかったでおじゃるか?
クルド】:さすっがは旦那!男の中の男ですぜ!


こうして即決で西側の依頼を受けた3人は、情報を集めるべく、酒場を出た。




(続く)