デモンパラサイト〜マリア様が見てやがる

アルティメット…メ〜イク(シュバババババ)
…いつから《カブト》はメイクバトル番組になったんですか?
不覚にも爆笑してしまったですよ?




そんな《カブト》の後は久しぶりなサークル例会、すなわちTRPG。
システムは《デモンパラサイト》でワシがGMだ。
ではキャラ紹介行ってみよう!




PC1〔野火 ショウコ〕17歳・女
クレイモア〉タイプの共生生物に寄生された女子高生。親が‘ガーリク教団’の教祖であり、何度かTVに出た事も。共生生物の影響で、両目が金色であるため、隠すためにサングラスをかけて生活している。来たる災厄に打ち勝つために、自分の力を磨いている。


PC2〔源 義経〕17歳・女
〈ブリガンダイン〉に寄生された、ショウコのクラスメートであり、憧れの存在。小学生の時に悪魔憑きに一度殺された経験を持つ。素直クールらしく、普段は理知的で凛々しいお姉様だが、たまに年相応の言動が飛び出ることも。


PC3〔郷田 鉄子〕23歳・女
〈カラドボルグ〉に寄生された、若干23にして博士号を取得している科学者。ショウコや義経の学校の科学教師でもある。巨大な組織の長を親に持ち、自身も学校内にて‘アイアンメイデン’と呼ばれる団体を立ち上げ、女生徒の貞操保護に尽力している。同性好きで、ショウコに告白するもあっさり撃沈(ショウコの方は告白されたと思っていない)、その傷が癒える間もなくショウコと悪魔事件を解決しているため、その心境は極めて複雑である。




なぜPC全員が女なのかというと、以下のようなやりとりがあったからである。


【GM】:では学生のPCは‘北城学園’という普通校に…
【PL3】:他の学校もあるん?
【GM】:はい。他といえば‘大滝工業高校’という不良校や、‘清涼学園’というお嬢様学校…
【PL2】:ならそれで。
【GM】:Σ(°△°‖)
【PL1】:ということは…。
【PL3】:《マリア様が見てる》…いや、“マリア様が見てやがる”か(笑)
【GM】:………(=△=‖)


当初の予定はもはや水平線の彼方(さらば〜地球よ〜)。
シナリオが始まってもいないのに、早くも先行き不安である(泣)




〜個別オープニング〜
●高等部進級前夜、ショウコは父に呼び出される。


【ショウコ】:お父さま、お呼びでしょうか。
【ショウコ父】:(北斗の拳風のオーラを纏いながら空中に浮いている)うむ、重大な話があってな。
【ショウコ】:お父さま、相変わらず浮いてらっしゃいますね(一同爆笑)
【ショウコ父】:うむ、気を抜くと、すぐに浮いていかん(一同大爆笑)
【ショウコ父】:…それはいい(笑)これからお前は悪魔憑きとなってもらう。近く訪れる災厄を生き延びる力をつけるためにも、な。
【ショウコ】:わかりました、お父さま。


義経が小学生の時のこと。いつものように学校から帰ると、突然、黒コートに鉄仮面を付けた男が現れ…


【コートの男】:ああ、きみきみ…ちょっと一回死んでくれないかね?
義経】:な、なに言ってるの!?…(大声で)たすけて―っ!!
【コートの男】:仕方ない。


コートの男が手刀で義経の胸を貫き、即死させる。


【コートの男】:さあ、姫、お早く。人目がありますゆえ。
【姫と呼ばれた女性】:…ごめんなさい。これは、これから起こる災厄にアナタが打ち勝つために必要なことなの。…死なないで。


次に義経が目覚めたのは病院のベッドの上。
その時の記憶はなく、事故ということになったのだが。
時折、悪夢として出て来るあの時の記憶が義経を苦しめていた。


●放課後の教室。ショウコに告白するも撃沈した鉄子が、傷心を引きずりながら自分の研究室に戻ると、一通のメールが。
そこには「以前話していた‘災厄’に関しての情報だが、収集のメドがたちそうだ。なにか分かり次第、また連絡する」と書かれていた。




(続く)