デモンパラサイトキャンペーンその6

一方、学校に登校した正人は校長からエリート校[大友学園]への編入を促される。


【正人】:俺が?大友学園に?冗談だろ?
【校長】:以前行った知能テストで“特別な兆候が見られる”らしくてね。是非にと言ってきているのだよ。
【正人】:(ニヤリと笑い)分かった。世話になったな、校長。


家に帰った正人の元に大友学園からの使者が現れる。
その使者は…


【正人】:て、てめえ…!
【白衣の男】:やあ、先日はどうも。キミを迎えに来たよ。…それにしても、いいお母さんじゃないか?
【正人】:…ガサツなのが珠に傷だけど、な。
【白衣の男】:いやいや、元気なのは結構なことだよ。
【正人】:…ま、これからは、あんたの生徒になるわけだ。よろしくな(握手を求める)
【白衣の男】:…?ああ、こちらこそ(笑顔で握手する)




その頃、実験を終えて結果の報告に向かう綾。


【教授】:利家くん、明日キミの特別クラスに転入生が来る。名は上田正人、悪魔憑きだ。なにかあった時のために、同じ悪魔憑きであるキミに彼の監視役を務めてもらいたい。
【綾】:分かりました、これがリーダーになってからの初任務ですね?がんばります!
【教授】:うむ、期待しているよ?利家くん。




時間軸は少し戻り。
正人と犬を自宅に入れた朱夜は、傷の回復スピードから正人も自分と同じ悪魔憑きになったことを悟る。
黒犬〔キュー〕から悪魔憑きのこと。
自分とミナはある組織の実験体としてモルモットのような日々を送っていたこと。
数日前、組織から逃げ出したことを聞く。
自分の敵を知った正人だが、1人では勝ち目がないと感じ、朱夜とキューに協力を申し込む。


【正人】:朱夜、俺は…ずっと1人でやってきたけどよ、時々仲間がいたらなって思う時があるんだよ。…つまり。
【朱夜】:正人、そういう時は素直に言えばいいんだよ。それとも、とっくに決まってる返事が聞きたいのかい?
【正人】:…すまねぇ、恩にきるぜ。
【キュー】:…もしかしたらミナを蘇らせることができるかもしれん。
【正人】:ほんとか!?
【キュー】:そうした研究がなされている、ということだけだがな。
【正人】:いや、(鮫のように笑い)…充分だぜ。




時間軸は戻り。
翌日。大友学園に編入した正人は職員室に案内され、綾と対面する。


【教授】:ようこそ、正人くん。…では綾くん、教室に案内してあげなさい。
【綾】:はい、教授。(正人に)では、こちらです。
【正人】:ああ、これからよろしくな。(不自然なほどさわやかな営業スマイルで)
【綾】:こちらこそ(同じく営業スマイルで)


教室に向かいながら、ミナとの関係や事件について聞く綾。
しかし、正人は答えをはぐらかし、“無気力な若者”を演じる。


【綾】:(変わったモルモットね)
【正人】:(そう簡単にボロをだすかよ)


互いに探り合いながら、教室の扉は開かれた…。


時を同じくして、残りの2人(1人と1匹?)も行動を開始する。


【朱夜】:こちらも動く、行くよ。
【キュー】:ああ。…ミナ、必ずカタキは…取る。




(第2話に続く)




〜ワシの感想〜
先週のプレイレポートを挙げるまでに、1週間まるまる使ってしまいましたよ(苦笑)
長いよねぇ、ほんと。
ま、逆に言えば。
そんだけ面白いセッションってことなんだけど。
元々インサイド(ゲーム世界に感情移入すること)し過ぎるワシは、普段はなるべくPL視点でゲームするんだけど、今回みたいな面白いゲームに出会うと、もうダメです(笑)
仕事してても、イメージやBGMが流れて大変じゃよ(笑)