アリアンロッド・Dその3

〜エンディング〜
Dの情報、そして行方不明の冒険者アンリの手掛かりを求め、アンリの生まれ故郷であるリング村に辿り着いた、ギルド「Ark」のメンバー達。
村には障気と間違えるほどの、陰鬱な空気に満ちていた。
1晩の宿を借りに、さっそく村長の家に向かう一行。


【ダスト】:さっそく村長の群れに行こうか。
アズラエル】:群れ?家の間違いじゃないのか?
【ランシア】:村長がたくさんいるわけやね(笑)
「ワシが村長じゃ!」
「いや、ワシが元祖村長じゃ!」
「なんのワシこそが本家村長…」(一同爆笑)
【GM】:村長が12人いたりして。タイトルは《村長プリンセス》…(一同再爆笑)
アズラエル】:村長ならプリンスやろ(笑)
【ダスト】:(ツボに入ったらしく、突っ伏して笑っている)
【ランシア】:なに自分のセリフで笑っとん(笑)


おいといて。
村長の家で宿を借りることのできた一行は、村の様子を疑問に思ったため、村長に理由を尋ねた。
村長は…

今、村には悪霊が出没し、災いをふりまいていること。
悪霊が出没し始めたのは、あるヒューリンと有角族のドゥアンが娘を生んでからであること。
アンリと名付けられたその娘は、生まれた時から背に翼が生えていて、物心ついた頃には2挺の拳銃を持ち、悪霊を撃っていたこと。
アンリは悪魔の娘であり、悪霊を操って災いをもたらしているに違いない、と(村長を含め)村の者は思っていること。

…などを訥々と語った。


【ダスト】:村長、アンリと悪霊がグルなんて考えすぎだと思うが。
【村長】:いいえ、間違いないですじゃ…あまりに時期が合い過ぎております。あの娘は紛れもなく‘悪魔の娘’…!
【ランシア】:(憮然とした表情で立ち上がり)…バカバカしい。
【村長】:は…?
【ランシア】:幼子に悪霊と手を組むなど、できるかどうか考えれば分かるだろう。…少し出てくる(外へと去る)
【村長】:なにか、お気に障るようなことを言いましたかのぅ…?


そこに村の青年団の一人が慌てた様子で駆け込んで来た。


青年団員】:大変です、村長!
【村長】:何ごとじゃ!?
青年団員】:あ、あの娘が…。悪魔の娘が、帰ってきました!
【村長】:な、なんじゃと――!?


その時、ランシアは…村の入口に立つ、見覚えのある少女の姿を見ていた…。




(第1話後編に続く)




〜ワシの感想〜
約2ヶ月ぶりにメンバーが集まり、ようやく開始できたアリアンロッドキャンペーンの第2部。
ワシのブログを読んでいてくれていたようで、話はスムーズに進んだ。
基本はギャグやコメディをやりつつシリアスな場面ではきっちり真面目にする、実にメリハリの効いた、いいセッションとなった。
これも、ブログなどからワシの狙いを理解して協力してくれたPLのみんなのおかげだろう。
感謝。
また、テーマソングとして《亡國覚醒カタルシス》を流したのも、シナリオのイメージ理解を高めたのではないか…と睨んでみたり(笑)
こう盛り上がると早く続きがしたいところだが、全員の予定がつくのがおよそ2ヶ月先。
お互いに忙しいもんな。
シナリオを練る時間だと思えば、いいっかな?