アリアンロッド・Dその1

メンバーが集まり、今ここにアリアンロッド第2部がスタート!
今回は第1話「Dの覚醒〜前編」をレポートです。




〜PC紹介〜
〔ダスト〕?歳・男
エルダナーンの魔法使い。人口生命体であり、妖魔の王バラールの魂の一部を受け継いでいる。


アズラエル〕24歳・男
ヴァーナの銃を使う盗賊。天涯孤独の身の上で、過去の記憶がない。古代遺跡が彼に反応するなど謎が多い。


〔ランシア〕20歳・女
ヒューリンの戦士。闇の一族の長、グングニルに拾われて暗殺者として育てられた。だが暗殺者としての生き方に疑問を抱き、一族を抜けて冒険者に。




先の戦いより1週間後。
絶対の力“D”を求めて、この世界エリンディルは変化した。
より野蛮になり、保たれていた秩序は崩壊した。
まるで。
悪意が世界を毒するかのように…。




〜オープニング〜
ところは冒険者の街ラインにある宿。
アズラエルが目を覚ますと、同じベッドにはスヤスヤと裸で眠る、ヒューリンの少女が。
対応に困るアズラエル
やがて目を覚ました少女はアズラエルをじっと見た後、いきなりネコ耳と尻尾が生え、アズラエルと同じヴァ―ナになる。
笑顔でアズラエルに抱きつく少女。
そこにタイミング悪くダストとランシアに出くわす。


【ダスト】:こんな…面白いことは、さっそく広めよう(笑)


少女はまるで赤子のように振る舞い、言葉も話せないようだった。


アズラエル】:…名前は?
【少女】:きゅる?
【ダスト】:ふむ、名前はキュルか。


自分の名前も分からないようだったため、便宜上「キュル」と命名
一緒に朝食をとっているところに神殿からの依頼が。
話を聞きに神殿へ向かおうとするが、キュルもついてきた。


【ランシア】:…女をつくるのは勝手だが、一般人を仕事に連れて行くのはどうかと思うが?
ランシアがアズラエルに注意しようとしたその時。


【通りすがりの錬金術師】:あ〜手が滑って、うっかり〈ハンドグレネード〉が〜!(一同爆笑)


ランシア達に迫るグレネード。
だが。


【ランシア】:(判定して)回避。
アズラエル】:(判定して)回避。
【ダスト】:オ、オレ!?


当然、魔術師が躱せるはずもなく、直撃。
大ダメージを受けるところを、キュルが〈プロテクション〉を発動させ、かすり傷程度にまで軽減した。


【キュル】:キュル、役に立つ、役に立つ!
【ランシア】:……。
【キュル】:役に立つ、役に立つ!(魔法で強化した拳でダストを殴っている)
【ダスト】:こいつをギルドメンバーにしよう。この力は、なかなかだ。(頭から血を出しながらサムズアップ)
【ランシア】:ああ、異存はない。…ところで止めた方がいいのか?


こうしてキュルをギルドに迎えた、アズラエル達。
神殿にて依頼の内容を聞く。
今回の目的は以前の戦いで“D”の力に触れ、行方不明となった冒険者「アンリ」の捜索および保護、そして(邪な者に“D”の力が渡らないよう)“D”の痕跡を消すことであった。
断る理由もないため、一行はさっそくアンリや“D”についての情報を収集。

“D”が異邦の神であること。
“D”の存在についての情報が意図的に隠蔽されていたこと。
ここから3日ほどの森の奥にある廃教会に、異邦の神を奉る者達がいること。

これらの情報を入手した一行は廃教会に向かった。




一方その頃、ある場所に7人の男女が集まっていた。
アズラエル達との戦いから生き延びた「グングニル」が結成した戦闘集団、“新7本槍”である。
双子の兄弟、「フォーシャール」と「オクスタン」が“D”の覚醒を報告。
そこで全身に短剣を装備した男、「アセガイ」が先遣隊として出撃する。


【アセガイ】:グングニル様、一番手は俺にやらしてくれ。ランシアと戦ってみてぇ。ヤツの伝説を潰してみてぇ!
グングニル】:ふ、好きにしろ。
【アセガイ】:ありがてぇ!さっそく行かしてもらうぜ。


セガイが去った後、グングニルは傍らに立つ少女「ピロム」にアセガイの補助と監視を命じる。


【ピロム】:…かしこまりました、グングニル様。


ピロムが〈テレポート〉で消えた後、ワインを飲み干し、誰にともなく呟くグングニル


グングニル】:もう一歩だ…。もう一歩で“D”の力で我らの悲願を叶えることができる…。
待っていろ…シ……ア。


(続く)