《ウルトラマンネクサス》


 今日、《ウルトラマンネクサス》を見終わった。


 それまでのウルトラマンと違い、シビアな世界観や数多く張られた伏線など、明らかに大人向けの内容として作られている。
 「受け継がれる絆」をテーマに2転も3転もするストーリーが非常に楽しめた。
 少なくとも終盤までは。


 終盤になると尺が足りないのか、駆け足に展開が進んでしまう。
 それまでの重厚な雰囲気が好きなワシとしては、いささか不満な結末となった。
 なんというか、せっかくリアルな話だったのが、急に子供向けの内容になるのはどうかと思う。
 あの息のつまるほどガチガチな状態を、主人公たちがいかに自然にうち壊すかが楽しみだったのに。
 普通に感情や若さ爆発で押しきるのは、作風に合ってないのではないだろうか?


 まあ、そうした不満はあれど、楽しめたのは確かだし、名作であることも確か。
 もし、キャラの掘り下げを徹底した完全版であったなら、神作となったのは間違いない。
 見る人は選ぶかもしれないが、ワシはオススメしておく。