デモパラ『その手』シリーズ第4話 オープニング1
シンジ、シルバ、ジョジョは、セラフィムのエージェント桐生 蓮に誘われ、大友デパートの特設ホールに来ていた。
そこでは、世界的にも著名な人形師、間宮 陣区郎(まみや じんくろう)の作品展示会が開かれていたのだ。
精巧で美しい作品の数々に、いつもは鬱ぎがちなシンジのテンションは高かった。
【シンジ】:「シルバさん、どうですか! 素晴らしいでしょう!」
いつになく興奮して語るよ。
【シルバ】:「ほーそーかー」(言葉が左から右に通り抜けるジェスチャー)(一同爆笑)
【シンジ】:ひどいな、おまえ。
せっかく語ってんのに(笑)
【シルバ】:聞く理由がないからの!(笑)
【シンジ】:でも、今日の僕は語るよ〜。しつこいくらいウンチクたれ流しで。
「この作品は〜〜で、あっちは〇〇の技法が使われてます。ああっ、そっちの作品はすごいですよ!? これは、間宮先生にしかできない……」
【シルバ】:「なるほどなー」(通り抜けのジェスチャー)
【シンジ】:「シルバさんも野蛮なことばかりせずに、こうした芸術を見てですね……」
聞くまで、延々と語る(一同笑い)
【シルバ】:終わるまで、延々と聞き流す(一同笑い)
【GM】:そんなシンジの様子を、桐生 蓮は微笑ましく見ています。
【GM/蓮】:「シンジくんは人形のことになると、本当に楽しそうにするわね」
【シンジ】:「そりゃそうですよ! 人形は、至高の発明品なんですから!」
【ジョジョ】:「これが人間の言う芸術……発明品か」
と、シンジ髪に隠れて呟くぜ(笑)
「今日はよく動いて乗りにくいぜ」(一同笑い)
【GM】:さて、そうやって見て回っている皆さん、精神判定をしていただきましょう。それほど重要な判定じゃないんで、失敗してもOKです。
【シルバ】:目標値は?
【GM】:ちょっと待ってくださいね。……〈魅了〉上級で15の、〈誘引香〉で+5。
基本20+2Dで(コロコロ)……目標値30です。
【ジョジョ】:ぶふぅ(あまりの高さに吹いた)
【シルバ】:成功するかー、そんなもん。
【GM】:成功しても失敗でもいいですよ(笑)
けっきょく注目するかしないかの違いでしかないんで。
【シンジ】:なら、 いいや。